国交省、「型式指定制度における完成検査の改善・合理化の方向性」の中間とりまとめを公表

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国土交通省は、平成31年4月に外部有識者も交えて設置した「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」において、4回にわたり議論を行い、今回策定された「型式指定制度における完成検査の改善・合理化の方向性」の中間とりまとめを公表した。

 

国土交通省は、平成29年秋以降、複数の自動車メーカーにおいて、完成検査における不適切な取扱が相次いで発覚したことを受け、「適切な完成検査を確保するためのタスクフォース」を設置し、平成30年3月にその検討結果をとりまとめた。当該とりまとめでは、適切な完成検査を確保するための方策として、ルールの規範性向上及び自動車メーカーに対する監査の見直し等が提言されたほか、「技術進展等に対応した完成検査の改善・合理化の促進」が掲げられ、上記提言をふまえて、平成31年4月に「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」を設置、議論を実施し、今回、「型式指定制度における完成検査の改善・合理化の方向性」中間とりまとめを策定したと説明している。

 

【中間とりまとめ概要】

①.自動車型式指定制度における完成検査の位置づけとあり方

②.完成検査の高度化・合理化 

  • 自動化検査の導入促進
  • 工程内検査の運用
  • 先進安全自動車の完成検査のあり方

③.品質管理制度・手法の改善

  • 国際調和の観点からの型式指定制度のあり方
  • 届出の簡素化
  • 市場情報を活用した品質管理の精緻化
  • 監査の合理化
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