独フォルクスワーゲンは、コロナウイルスの感染率の著しい加速により、当局が講じた措置に応えるための対策として、フォルクスワーゲン乗用車ブランドが運営する工場を、2 週間生産を停止すると発表した。なお、フォルクスワーゲン グループ コンポーネント工場も対象となる。
さらに、フォルクスワーゲンでは、コロナウイルス拡散防止の対策として、社員食堂、セルフサービスのショップ、カフェテリア、ビストロ、レストランとケータリングサービスは閉鎖されるほか、 基本的に全ての会議は Skype またはビデオによって開催。また、すべての主要なイベントは中止し、心臓や肺に影響を及ぼす既往症や弱くなっている免疫システムのため健康上のリスクが高い従業員に特別な保護を適用。加えて、3 月 14 日以降に他国からドイツに帰国した従業員は、14 営業日の間自宅待機とし、その間フォルクスワーゲン AG の工場敷地内およびその他の施設に立ち入ることは禁止されするなど、様々な対策を実施している。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドの COO であるラルフ ブランドシュテッター氏は、「ヨーロッパでのコロナウイルスの拡散は、需要状況にますます悪影響を及ぼしています。 同時に、工場に外注部品を供給することがますます困難になっています。 このため、木曜日の遅番シフトの終わりから、調整された方法で生産を停止することを決定しました。 これは、コロナのますますの広がりを懸念している従業員のためにもなると確信しています。」とコメントした。