日産は、2月25日、フルモデルチェンジで車名変更した新型「ルークス」を発表し、3月19日より全国一斉に発売する。
新型「ルークス」は、日産と三菱自動車の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画、開発を行ったスーパーハイトワゴンの軽自動車。今回のモデルチェンジにより、車名は「デイズ ルークス」から「ルークス」に変更された。
【「デイズ」のプラットフォームを採用したゆとりのある室内空間】
「デイズ」のプラットフォームを採用した広い室内を実現。後席ニールームは795mm、後席の室内高は1,400mmのゆとりある空間を確保している。また荷室においては、荷室床面の長さが675mmと広いスペースを実現した。
【自動で開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」を両側共に採用】
セレナで好評の「ハンズフリーオートスライドドア」を両側共に採用し、後席スライドドアの開口幅は650mmを確保したほか、後席は最大320mmスライドさせることが可能となっている。また前型と比較して、前席のシートのヒップポイントを60mm高くしたことにより、広い視界を確保したほか、助手席側スライドドア部の「オートステップ」をオプション設定している。
【進化した運転支援技術「プロパイロット」を搭載】
今回「ルークス」には、運転支援技術「プロパイロット」を更に進化させて搭載している。新たにミリ波レーダーを追加採用したことにより、より遠くの先行車の状況を検知し、スムースな制御が可能となった。エンジンは、BR06エンジンを搭載し、「ルークス」にあわせた最適なセッティングを施すことで、高い走行性能と静粛性を実現した。さらに、疲れを軽減する効果のある「ゼログラビティシート」を採用した。
【全方位の先進安全技術を搭載】
新型「ルークス」では、全方位の先進安全技術を搭載している。「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「標識検知機能」、「インテリジェント DA(ふらつき警報)」、「先行車発進お知らせ」などを搭載したほか、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」では、ミリ波レーダーの採用により夜間での性能が向上した。また、SRSニーエアバッグシステム(運転席)や、高強度安全ボディを採用し、さらにハイウェイスターシリーズに「SOSコール」を標準搭載した。
【多彩なバリエーションのボディカラーを用意】
ボディカラーでは、2トーンが5色、1トーンが12色を用意しているほか、スタンダードシリーズの「セレニティゴールド」、ハイウェイスターシリーズの「アメジストパープル」と「アトランティックブルー」の3色は新色となった。インテリアでは、スタンダードシリーズは明るいグレージュの内装色を採用し、オプションインテリアでは、ブラックとモカをベースとしたスタイリッシュなコーディネーションを実現している。
<価格(消費税込)>
141万5700円~206万6900円
【ルークス「AUTECH」、「ライフケアビークル(LV)」シリーズも発売】
また、日産の関連会社であるオーテックジャパンは、新型ルークス「AUTECH」、「ライフケアビークル(LV)」シリーズを発表し、日産の販売会社を通じて3月19日より全国一斉に発売する。
今回発売するルークス「AUTECH」は、エクステリアでは、「AUTECH」ブランド車共通の表現であるドットパターンのフロントグリルを採用したほか、フロントバンパーに施したアクセント、ドアミラー、アウトサイドドアハンドルをシルバーカラーとしたほか、専用デザインのアルミホイールを採用した。インテリアは、ブラウンとアイボリーのコントラストのある2色を配色し、シート地、インストパネルにレザー調素材を採用しているほか、シート、インストパネル、専用カラーの本革巻ステアリングにはブルーステッチを施している。ボディカラーは、「アトランティックブルー」、「アッシュブラウン」、「ホワイトパール」それぞれに、「ブラック」のルーフを組合わせた「AUTECH」専用の3つの2トーンカラーを含む、全9色を設定した。
ルークス「ライフケアビークル(LV)」シリーズは、ベース車の広い室内空間を活かして、福祉施設・病院などのニーズにも対応する、「助手席スライドアップシート」「送迎タイプ」のバリエーションを設定した。
<価格(消費税込)>
- 「AUTECH」:174万7900円~188万2100円
- 「助手席スライドアップシート」:180万1000円~207万1000円
- 「送迎タイプ」:147万700円~176万8800円