首都高速道路は、2月27日12時に開通する横浜北線・馬場出入口を報道陣に公開した。
馬場出入口は、 横浜北線の新横浜出入口と岸谷生麦出入口の間に位置し、出入口ともに第三京浜道路方面及び、湾岸線方面の両方向の利用が可能。馬場出入口から第三京浜へは5分、首都高・湾岸線へは7分で行けるようになった。
馬場出入口は料金所手前で二カ所から進入後、料金所通過後にさらに第三京浜/湾岸線方面へと分岐する構造となっており、ETC専用とすることで交通を整流化し安全性向上を図る。
また、県道大田神奈川線の法隆寺交差点方面からの入口は開通するが、内路交差点側の入口は引き続き工事が実施され、2020年内の完成を予定している。
横浜北線(生麦JCT~横浜港北JCT間約8.2㎞)は2017年3月18日に開通したが、複雑な地形かつ限られた用地での施工となった馬場出入口のみ同時開通せず、整備を継続していた。
馬場出入口は地形的な制約や接続道路の位置関係から、最小曲線半径50m、最大縦断勾配8.1%と、急曲線・急勾配のループ状となっていることも大きな特徴。トンネル内には自動火災検知器や非常電話、消火器/泡消火栓のほか、独立避難通路といった防災設備も完備する。
さらに、3月22日16時には東名高速・横浜青葉ICと第三京浜・港北ICを結ぶ横浜環状北西線も開通。北西線が開通することで横浜青葉IC(市内北西部)と横浜都心部、湾岸エリアが直結され、東名~大黒ふ頭までの所要時間が現在の約40分~60分から、約20分と大幅な短縮が期待されている。