三菱自動車工業は、軽自動車のスーパーハイトワゴン、eKスペースを約６年ぶりにフルモデルチェンジするとともに、SUVテイストのeKクロス スペースを新設定し、3月19日から発売すると発表した。eKクロス スペースは、フロントフェイスに三菱自動車のデザインコンセプト〝ダイナミックシールド〟を採用し、垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルを組み合わせ、SUVらしい力強さと安定感を強調した。
一方、eKスペースは、フロントグリルをボディ同色にし、親しみやすいさを表現。各部をしっかりと作り込み、質感を高めた。また、ターボ車はブラックグリルを持ち力強さ、スポーティさを表現した。
ホイールベースを従来型から65mm延長したことで、居住空間の快適さが向上。さらに、後席はクラストップのスライド量を持ち、後席足元空間のゆとりが増した。メーカーオプションで前席セパレートシートを設定し、前後席間の移動のしやすさにも配慮。後部のスライドドアは開口幅を広げるとともに、ハンズフリーオートスライドドアを採用した。
ラゲージスペースも広がり、後席を最前端にスライドさせると48㍑スーツケースが４個搭載できる。
■進化版マイパイロットを設定
パワーユニットは全車ハイブリッド＋CVTで、エンジンが自然吸気とターボがある。走行性能では、ステアリングの操舵力とショックアブソーバー減衰力の最適化で、低速時はキビキビと軽快に、高速時はしっかりと安定したハンドリングを実現した。また、同社国内初となるヒルディセントコントロールも搭載された（除くeKスペース）。
先進運転支援技術では、 高速道路同一車線運転支援技術〝マイパイロット〟をメーカーオプションで設定。センサーにミリ波レーダーが追加され性能が向上した。予防安全技術〝三菱e-アシスト〟には、前方衝突予測警報、ふらつき警報、標識検知、先行車発進通知の４機能が新採用された。
【希望小売価格】eKクロス スペース＝165万5500円～199万100円▽eKスペース＝139万9200円～176万7700円
