アウディは9月7日(独現地時間)、欧州市場向けに開発した新型「A2 e-tron」を9月10日より受注を開始すると発表した。納車は12月より順次開始を予定している。
A2 e-tronは、欧州のカスタマーニーズに合わせて開発された完全電動エントリーモデル。高い効率性、ゆとりある室内空間、デジタルサービスを備えており、ドイツで開発、インゴルシュタットで生産される。
<幅広いランナップを設定>
カスタマーのニーズに合わせて、4つの出力レベルをラインナップ。エントリーレベルの最高出力125kW/最大トルク350Nm仕様から、トップモデルの最高出力240kW/最大トルク545Nm仕様まで幅広く用意され、出力レベルに応じて、52kWh、61kWh、84kWh(バッテリー総容量)という3種類のバッテリーサイズのいずれかを搭載。セレクトレバーの「B」ドライブモードによるワンペダルドライブを含む4段階の回生レベルが、高効率なパワートレインコンセプトを実現。
<優れた効率性を実現>
永久磁石同期モーターと後輪駆動を組み合わせた同モデルでは、総合的なパッケージとして、一充電走行距離は最長646㎞(WLTP測定値)を実現した他、オプションのエフィシエンシーパッケージを装着したA2 e-tron 140kW仕様では、WLTP測定値で100㎞あたり12.8kWhの電力消費量を達成。
また、双方向充電にも対応しており、高電圧バッテリーは、電力網から充電するだけでなく、必要に応じて外部機器へ給電するが可能な他、Vehicle-to-Load およびVehicle-to-Home 機能をオプション設定。
<アウディコンパクトセグメント最高水準の空気抵抗係数(Cd値)0.24を実現>
改良されたエアロダイナミクスにより、空気抵抗は最小限に抑えられ、空気抵抗係数(Cd値)0.24は、アウディのコンパクトセグメントで最高水準を達成。
空力最適化されたクリーンなサーフェス、緻密に統合されたディテール、制御可能な冷却用エアインテーク、大部分が覆われたアンダーボディが外装を特徴づけている他、新たに開発されたエアロホイールと、いわゆるギャップレデューサーも貢献。
ホイールアーチトリムに統合され、ホイールとホイールハウジングの隙間を縮小。ハプティックセンサーを備えたウィング形状の電動ドアハンドルはサイドラインに溶け込み、非常に快適な操作性を提供します。
<コンパクトなボディにゆとりのある室内空間>
コンパクトな外寸でありながら、ゆとりある開放的な室内空間を実現。中心となるデザイン要素はソフトラップと呼ぶファブリック仕上げの柔らかいサーフェスで、インストルメントパネルからドアを経てリヤへと続き、心地よい雰囲気を演出。1.6㎡のパノラマガラスルーフもオプションとして設定。
また、AIを搭載したAudiアシスタント、e-tronルートプランナーなどのデジタル機能や、11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと、曲面デザインの12.8インチMMIタッチディスプレイを組み合わせたMMIパノラマディスプレイを標準装備。特許取得済みのマグネット機構“Fidlock固定システム”も標準装備とした。
さらに、多くのリサイクル素材を採用しており、仕様によっては、スチール、アルミニウム、プラスチックなどのリサイクル素材を使用した部品は300点以上にのぼる。そのうち100点以上の部品には、使用済み製品由来のポストコンシューマーリサイクル素材を使用している。
<多彩な安全装備を採用>
安全面では、エマージェンシーブレーキアシスト、エバシブアシスト(衝突回避アシスト)、アテンションアシスト、アダプティブクルーズコントロール(ACC)に加え、パーキングシステムプラスとリアビューカメラなど、フルサイズクラス並みの標準装備を採用。
<生産における効率性>
A2 e-tronでは、効率的な開発・生産プロセスも体現しており、同等の従来モデルと比較して21カ月早く市場に導入。これは、開発プロセスの合理化と、量産試作段階の早期に車両完成度を高めたことで実現したもので、アウディが自社の生産オペレーションにおいても変革を推進していることを象徴するモデルといえる。
アウディの本拠地であるインゴルシュタット工場で生産され、既存の生産設備1,200点以上と、他モデルの生産ですでに使用されてきたロボット約250台を活用することで、投資を抑え、資源を節約。
さらに、ネッカーズルム工場ですでに成功を収めている「パールチェーン」生産方式という新たな工場管理手法もインゴルシュタット工場に導入。受注順序を固定することで、プロセスを効率化し、複雑さを軽減して、保管および生産順序管理にかかる工数を削減した。








