三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は8月26日、中型トラック「ファイター」の新型モデルを発表した。同モデルは、全国の三菱ふそう販売会社および三菱ふそう地域販売部門を通じて9月初旬頃から順次販売開始を予定している。
新型モデルでは、充実した安全装備を採用した他、ハイルーフキャブの新設定による快適性の向上、ラインナップを大幅拡充が図られた。
<戦略的背景と経営統合シナジー:次世代輸送への変革>
新型ファイターの投入は、ARCHIONグループのミッションである「人と物の移動をつなぎ、ともに豊かな未来を創る」を具現化する重要なステップ。
- 統合プラットフォーム戦略による製品力強化:ARCHION 体制下で推進する「統合プラットフォーム戦略」の第一歩として、ARCHION グループとしての競争力を強化する取り組みの第一弾となる。日野が誇る中型プラットフォームを活用することで、従来モデル以上に現代的かつ高性能な製品を実現。これにより、ARCHION グループとして両ブランドの強みを融合した、より充実した製品ポートフォリオを実現した。
- 投資効率の最大化とフルラインナップの維持:グループ全体で開発・生産の効率化を飛躍的に向上。
<製品の主な特長:動力性能と環境性能の高度なバランス>
新型ファイターは、商用車に求められる動力性能と、排出ガス規制への適合を両立。
◆A05C エンジン:4気筒、5.1リッターのインタークーラーターボエンジンを搭載し、全車240馬力(177kW)の高出力を実現し、中型増トンクラスにおいても余裕のある走行性能と高い登坂性能を実現。
◆駆動系および排出ガス後処理:
- オートマチックトランスミッション(AT)を新たに採用し、ラインナップを拡充。スムーズな変速と操作性を実現し、ドライバーの疲労軽減と運転の省力化に寄与。
- PM 除去装置と尿素SCR システムを組み合わせた排出ガス後処理システムを採用し、最新の排出ガス規制に適合したクリーンな運行を支援。
- 特装用途等で求められる、794Nm(81kgf・m)の高いトルク性能を確保しつつ、排出ガス処理装置の最適化により、環境基準をクリア。
<快適性と安全性>
商用車の運行現場で課題となる安全性と労働環境の向上に向け、車両側の技術を強化。
◆キャビン・インテリア:
- ハイルーフキャブをメーカーオプションとして新たに設定し、室内空間を拡大。長距離運行や車中泊を伴う業務における快適性に寄与。
- スイッチ類の配置やメーターパネルの視認性に考慮したエルゴノミクスデザインを採用し、ドライバーが運転に集中できる直感的な操作環境を提供。
◆先進安全機能:
- 衝突被害軽減ブレーキや、車両前方・側方をレーダーでモニタリングし、危険をドライバーに知らせ安全運転を支援する「サイトアラウンドモニターシステム」などの先進運転機能を搭載し、出会い頭や左折時、車線変更時のリスク低減を支援。
<市場ニーズに応えるラインナップの拡充>
建設現場、積雪地域、重量物輸送など、幅広い用途に対応する車両バリエーションを拡充。
- ダンプシャシ:GVW(最大総重量)11t車および14t車を新たに設定し、従来の8t車に加えて、大規模工事現場などの高荷重ニーズに対応。
- 4WDモデル:GVW(最大総重量)8t車および11t車に4WDモデルを新規設定し、積雪地域や不整地での走行性を向上し、安全な運行を支援。
