【車屋四六】“たられば”が許されるなら・日本だって
内燃機関が登場、熱気球、飛行機、飛行船、もちろん自動車、いろんな所に話が脱線したが、日本が出てこなかった。今世紀初頭、運の神様は、この近代的機械文明、特に空の機械については、東洋の離れ小島には興味がなかったのだろう。 だ […]
続きを読む内燃機関が登場、熱気球、飛行機、飛行船、もちろん自動車、いろんな所に話が脱線したが、日本が出てこなかった。今世紀初頭、運の神様は、この近代的機械文明、特に空の機械については、東洋の離れ小島には興味がなかったのだろう。 だ […]
続きを読む事故でも起こせば物笑いの種と21世紀に入り廃業したが、20世紀後半の50年間ほど、私は航空写真撮影で飛行機を操縦していた。 初めて買った中古の1953年型パイパー・ペイサーは、鋼管羽布張り135馬力四人乗りのオンボロ機で […]
続きを読む前回は、競争のせいで、飛行機の速度が飛躍的に向上したことを報告したが、それはエンジンの馬力向上競争でもあった。 速度の向上ぶりを並べてみると、後半は水上機のオンパレードだと気が付くだろう。理由は簡単。高速機を離陸させるた […]
続きを読む自動車競争というものは、遅すぎると手持ちぶさたでイライラするが、速すぎれば闇雲に興奮するだけで親しみが無くなる。鈴鹿の第一回GP、当時は車が遅かったとはいえ、スバル360やスズキフロンテの走りは、何か間が抜けていたが、近 […]
続きを読む第二次世界大戦の間、ルマン24時間レースはお休みだった。そして、戦争後のどさくさが一段落した1949年、戦後の第一回ルマン24時間が開催された。 日本では昭和24年、未だ国中貧乏だったが、湯川秀樹博士の日本人初ノーベル賞 […]
続きを読むWWII以後のアメリカは、飛行機の速度向上に異常な執着心を示した。挙げ句の果ては、ジェット機からマッハ6を越えるロケット機まで開発したが、ロケット機は不要と判断したのか、途中から目標を宇宙に切り替えたのは、御承知の通り。 […]
続きを読む人という生物は欲の塊りのようで、良い記録が出ても、記録を破っても、満足することがない。もっとも、それで科学や道具が進歩するとも云えるのだが。 例えば、自動車で音速を突破しようという奴もいる。そうなりゃ命がけということにな […]
続きを読む前回、ゴードンベネットを紹介したが、そうなれば、もう一人忘れてはならないアメリカ人が居る。 コーネリアス・バンダービルト、アメリカの海運&鉄道王の大富豪。南北戦争後の復興事業で設立のバンダービルト大学は、現在テネシー州の […]
続きを読む自動車レースとなれば、忘れちゃ困るのがゴードン・ベネット。ニューヨークの新聞王、ヘラルド紙のオーナーである。 ある日ベネットは、地中海を自分のヨットで遊びながら「国際自動車レースのスポンサーをやろう」と思いついた。ヨット […]
続きを読むヒルデブランド&ウオルフミューラー社=H&W社が世界初量産二輪メーカーで、そのエンジンの発注者がリリエンタールだということを既に伝えた。ということは、最初、H&W社の開発目的は航空エンジンだったことになる […]
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