日産自動車やは2月4日、同社の生産現場での創意工夫により生まれた生産性を向上させる技術のライセンスを、地域企業へ供与する活動を継続的に行っており、自治体が主催する知的財産マッチング事業に参画し、今年度は地域企業の3社と4件の技術について、ライセンス契約を締結したと発表した。
同取り組みは、地域企業が日産の技術を活用し、生産現場の効率向上や作業者の負担軽減につながる新製品を生産、販売することで、企業の売り上げ拡大や地域経済の発展に寄与することを目的としている。
日産は、自動車の生産、開発で培った様々な技術を社会や産業の発展に役立てる取り組みを10年以上にわたり継続。特に生産性を向上させる技術については、これまでに11種類の技術を地域企業15社とライセンス契約しており、2013年にライセンス契約を締結した株式会社マイス(本社:神奈川県川崎市)は、ボルト・ナットの定数供給装置を製品化し、自動車業界を中心に販売累計台数約2,000台を記録しており、同社の売り上げの約3割を占める主力商品となっているという。
同社は、今後も知的財産のライセンス供与を通して、地域経済の活性化に貢献し、持続可能な未来の実現に向けて取り組んでいくと述べている。
<契約を締結した企業と対象技術>
◆もりや産業株式会社(本社:大阪府大阪市):台車を使う作業者の負担を軽減する技術
- 荷台を昇降、スライド、傾けることで、荷物の載せ降ろし作業の回数を低減したり、荷物を積んだまま台車を車へ積載したりすることを可能とする技術
- てこの原理を使うことで、重い荷物を持ち上げて載せ替える重筋作業を削減する技術
◆有限会社東伸工業(本社:静岡県富士宮市)
- 工場エアー(圧縮空気)を使い、円筒プレス品のバリ(加工の際にできる余分な金属の突起)を自動除去する技術
◆三田工機株式会社(本社:神奈川県川崎市)
- 手作業で除去していた交差孔のバリを自動除去する技術




