ホンダは11月5日、軽乗用EV（電気自動車）「N-ONE e:」が2025～2026 日本自動車殿堂 カーオブザイヤー（主催：特定非営利活動法人 日本自動車殿堂）を、スペシャリティスポーツモデル「プレリュード」が2025～2026 日本自動車殿堂 カーデザインオブザイヤーをそれぞれ受賞したと発表した。
N-ONE e:は、“e:Daily Partner（イー デイリー パートナー）”をグランドコンセプトに、日々の暮らしを生き生きと活発にしてくれる“日常のパートナー”となるクルマを目指して開発。愛嬌のある外装デザインや、ホンダのパッケージングの基本思想である「M・M（マン・マキシマム／メカ・ミニマム）思想」をホンダ乗用車の原点であるN360から継承しつつ、EVならではの力強くクリーンな走りと静粛性、日常使いには充分の航続距離295㎞（WLTCモード）の実現により、幅広いユーザー層に支持されるスタンダードなEVとなることを目指した軽乗用EV。
給電機能やV2H（Vehicle to Home）なども備えている他、先進の安全運転支援機能「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。Honda軽自動車として初めて（2025年11月時点、ホンダ調べ）「トラフィックジャムアシスト（渋滞運転支援機能）」を搭載したのに加え、衝突事故での二次被害軽減を支援する技術である「衝突後ブレーキシステム」をN-VAN e:に続き採用した。
今回の受賞では、①日常生活に安心な軽EVとして十分な航続距離、②レトロとモダンを融合した優れたデザインイメージ、③軽自動車枠ながら充実した安全運転支援機能、以上3点が評価されたとしている。
プレリュードは、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指し、“UNLIMITED GLIDE”をグランドコンセプトに、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化し、「操る喜び」を継承しながら、環境性能や日常での使い勝手も追求した電動化時代の新しい「スペシャリティスポーツ」の先駆け・前奏曲（プレリュード）となるモデル。
外装では、低くシャープなフロントノーズがグライダーで滑空するような高揚感を演出。抑揚のあるなめらかなボディラインに加え、低くワイドなスタンスがダイナミックな走りを想起。
内装では、グランドコンセプトである滑空するような高揚感を感じさせるデザインを採用。内装のメインカラーである「ブルー×ホワイト」は、軽快感のあるホワイトに深いブルーでコントラストを付けたコーディネートで、プレリュードのコンセプトを表現。思わず触れたくなるようなやわらかな陰影のホワイト表皮、所有する喜びを高めるPRELUDEロゴの刺繍、乗降時のスムーズな足の出し入れを考慮したドアライニング形状など、きめ細やかな造り込みで特別感を演出。
今回の受賞では、①近未来を感じさせる新スポーティクーペ、②低くてシャープなフロントノーズと流麗な造形、③広くて実用的な空間と洗練された内装デザイン、以上3点が評価されたとしている。
