インドのタタ・エレクシー社がスズキ向けの開発拠点 「SUZUKI-TATA ELXSI Cloud HIL Center」を設置

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インドのTata Elxsi社(本社:インド・バンガロール、以下「タタ・エレクシー」)は8月21日、「SUZUKI-TATA ELXSI Cloud HIL Center(スズキ・タタ・エレクシー・クラウド・ヒル・センター)」をインドに設置したことを発表した。

タタ・エレクシーがスズキ向けの開発拠点を設置するのは、「SUZUKI-TATA ELXSI Offshore Development Center」に続き、今回が2拠点目となる。

スズキは、SDVライト(right)におけるバーチャル開発を推進しており、今回の同センター設置もその一環。同センターでは、車載ECU(電子制御ユニット)をネットワークで接続し、実際の車両を動かすことなくコンピュータ上でシミュレーションが可能な評価手法「Hardware-in-the-Loop(HIL)」を用いた評価基盤の開発、および同基盤を用いた評価を行う業務をタタ・エレクシーに委託。

また、クラウドを経由してスズキ本社からも遠隔で管理・操作できる仕組みも導入することで、開発の加速と効率化を図る。

同センターが設置されるケララ州トリバンドラムにて行わた開所式において、スズキの加藤勝弘取締役副社長は、「スズキ・タタ・エレクシー・クラウド・ヒル・センターは、タタ・エレクシーの高い専門性と豊富な経験を活かし、先進的かつ効率的な開発体制の構築に寄与する新たな拠点です。スズキのエネルギー極少化の実現に向けてバーチャル化を推進し、次世代のモビリティ開発に大きく貢献していただくことを期待しています。」と述べた。

 

<SDVライト(right)の概要>

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