アウディ ジャパンは6月24日、A5／A5 アバント シリーズにTDI直噴ターボディーゼルモデルを追加し、全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売するとともに、TDIモデル導入を記念した限定モデル「エディションワン」も設定し、本日より260台限定で発売した。
A5／A5 アバント シリーズは、初代発売から30年を超えてベストセラーとなっているA4の成功の歴史を引き継ぐ新しいモデルで、アウディの電動化戦略に沿うモデルレンジ再構築において重要なモデルと位置付けられている。
新世代の内燃機関プラットフォームであるPPC（プレミアムプラットフォームコンバッション）を初めて採用し、11.9インチスクリーンのAudiバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMI タッチディスプレイで構成されるデジタルステージ、それを補完する助手席用の10.9インチMMI パッセンジャーディスプレイ（オプション）など、数々の先進的な技術を搭載し、ヒューマンセントリックデザイン（人間を中心においたデザイン）を取り入れることで、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上。また、アッパーセグメントに匹敵する居住性と、ダイナミックで美しいプロポーションは、伝統あるAudi DesignのDNAを具現している。
＜TDI直噴ターボディーゼルモデルを追加設定＞
今回は、A5／A5 アバント シリーズに、TDI直噴ターボディーゼルモデルを追加設定した。搭載される2.0リった TDI 直噴ターボディーゼルエンジンは、最高出力150kW（204PS）、最大トルク400Nmを1,750から3,250 rpmの間で発揮。新開発のハイブリッドシステムMHEV plus テクノロジーの採用により加速性能が大幅に向上し、燃費はA5 TDIで17.7km/ℓ、A5 アバント TDIで17.4km/ℓ（WLTCモード）を実現。
EA288 evo世代となる同2.0リッター TDIエンジンは、先代モデルから燃焼を最適化したエンジンをシリンダー内圧センサーとともに受け継いでおり、排出ガス処理のためにツインドージングを採用し、エンジンのスムーズな運転のために2本のバランスシャフトを装備。AWDクラッチ付きquattro四輪駆動と7速Sトロニックトランスミッションと組み合わされている。
＜新開発のハイブリッドシステム MHEV plus テクノロジー＞
新開発の48ボルトMHEV plusシステムは、一部の限定的な条件においては完全な電動走行も可能な、効率的な新世代の内燃エンジンテクノロジーとして、2.0リッター TDI 直噴ターボディーゼルのエンジン出力150kW 仕様とスポーツグレードS5に搭載され、内燃エンジンの効率を向上させ、走行性能をサポート。
システムを構成する PTG（パワートレインジェネレーター）は、トランスミッションのアウトプットシャフトに接続され、内燃エンジンの出力に、最大18kW（24PS）の電力を追加し、減速時には最大25kW のエネルギーを回生し、その結果、特定の条件下では完全な電動走行が可能となり、燃料消費の削減に寄与する他、電動エアコンプレッサー作動時には、車両が信号待ちで停止し内燃エンジンがオフになっているときでも、空調システムを作動することが可能。
また、MHEV plus システムを搭載するモデルは、ブレーキペダルとブレーキの油圧システムが完全に切り離されているiBRS（統合型ブレーキ制御システム）により、初期の減速は摩擦ブレーキを使わずに、回生ブレーキでのみ行われる。
＜2タイプ合計260台のTDIモデル導入記念限定モデル「A5／A5 アバント TDI エディションワン」＞
A5 TDIの日本導入を記念して作られた限定モデ。ダークAudi rings &ブラックスタイリングパッケージ、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを装備するS lineをベースに、エディションワンのために用意されたマグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、3色の色分けが施された20インチブラックメタリック&マットネオジムゴールド ポリッシュトのAudi Sport製マルチスポークSデザインアルミホイールを採用。
車体色には、マグネットグレー、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、アスカリブルーメタリックの4色を設定。内装色には、ともにパステルシルバーを特別採用しており、いずれも人気の高いパッケージを標準装備した。
【希望小売価格】［TDIモデル］716万円～741万円［エディションワン］856万円～881万円
