アウディ、第3世代となる新型「Q3」を発表、最大119kmの電動航続距離を実現したプラグインハイブリッドもラインナップ

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アウディは6月16日(独現地時間)、第3世代となる新型「Q3」を発表した。発売は10月を予定しており、夏からオーダーが可能となる。

Q3は、初代モデルの発売以来、全世界で累計200万台以上を販売しているアウディのベストセラーモデル。

新型となる第3世代では、アウディのプロダクト・イニシアティブの一環として刷新され、力強いプラグインハイブリッドおよび効率的な内燃エンジンを導入して、アウディのラインアップの強化が図られた。

効率的で部分的に電動化された内燃エンジンに加えて、快適性とダイナミクスのバランスを可能にする新しいアダプティブサスペンションを採用。 Q3ファミリーのエントリーモデルとなるQ3 SUV TFSI 110kWでは、マイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した4気筒ガソリンエンジンと7速S tronicを標準装備し、出力は110kW(150PS)。

内燃エンジンの中で最も高出力なのが、quattroドライブを備えるQ3 SUV TFSI quattro 195kWとなり、7速S tronicを組み合わせた2.0リッター4気筒エンジンは、出力195kW(265PS)トルク400Nmを4輪に伝達。

Q3 SUV TDI 110kWは特に長距離走行に適しており、前輪駆動と7速S tronicを標準装備し、出力110kW(150PS)トルク360Nmにより、長距離移動でも低燃費を実現。

Q3 SUV e-hybrid 200 kWでは、エンジンと電動モーター(85kWおよびトルク330Nm)を組み合わせ、システム全体で200kW(272PS)および400Nmの最大トルクを発揮。総容量25.7 kWh(正味容量19.7 kWh)の高電圧バッテリーを搭載しており、理想的な条件下で最大50 kWのDC充電を実現。WLTPテストサイクルにおいては最大119km(参考値)の電動航続距離を可能にしている。

また、改良された標準サスペンションは、より優れたドライビングエクスペリエンスを提供。スポーツサスペンションおよび2バルブダンパーコントロール付きサスペンションはオプションとして選択可能で、バランスが良いドライビングエクスペリエンスを実現。さらに、運転支援機能のアダプティブドライビングアシスタンスプラスも採用している。

外装では、先代モデルと比較してよりエモーショナルなデザインに刷新。幅広いシングルフレームとシャープに絞り込まれたヘッドライトは空力コンセプトに完全に統合。Q3で初めてマイクロLEDモジュールが使用されたデジタルマトリックスLEDヘッドライトを搭載しており、同マイクロLED技術の採用により照射性能が大きく向上した。

側面では、ヘッドライトとリヤライトの間にある水平のショルダーラインが車両を視覚的に2つの部分に分けいるのも特徴的で、リヤにおいては、オプションのデジタルOLEDリヤライトが採用されており、連続するLEDライトストリップと発光するフォーリングスによって補完。このレベルのライティングテクノロジーが新しいQ3に採用されるのは、アウディのコンパクトセグメントにおいて初となる。

内装では、フルサイズクラスのデジタルステージを採用。革新的な操作コンセプトと多数のアシスタンスシステムが安全性と快適性を向上。また、新しいステアリングホイールコントロールユニットにより、センターコンソールにおいてより多くの収納スペースを確保した他、アウディのコンパクトセグメントにおいては初めてフロントサイドウィンドウにアコースティックガラスをオプションとして設定しており、高速走行時の優れた室内音響を実現した。トランク容量は488リッターを確保しており、シートベンチを折りただんだ場合には最大1,386リッターに増加する。

他にも、ドライバーアシスタンスを採用しており、市場投入時の標準装備には、距離表示付きパーキングシステムプラス、アダプティブクルーズコントロール機能追加に対応するクルーズコントロール(スピードリミッター含む)、エマージェンシーアシスト付きレーンデパーチャーワーニング、交通標識認識、ドライバーモニタリングによる注意力および疲労警告、回避およびターンアシスト付きアクティブフロントアシスト、フロントクロストラフィックアシスト、フロントエマージェンシーブレーキアシストが含まれている。

 

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