ホンダ、英国で開催する“Goodwood Festival of Speed 2025”で新型小型EV「スーパーEVコンセプト」を世界初公開

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ホンダは6月17日、英国ウエスト・サセックス州グッドウッドで開催される“Goodwood Festival of Speed 2025”(開催日:現地時間7月10日~13日)の出展概要を発表した。

英国のリッチモンド公爵チャールズ・ゴードン=レノックスが1993年に創始したGoodwood Festival of Speedは、歴史を彩ったさまざまなモータースポーツ車両や量産車を、リッチモンド公爵が所有する広大な敷地内に設けられたヒルクライムコースでの走行や、展示を通じて楽しむことができるモータースポーツイベント。2005年にはホンダが日本メーカーとして初めてメインスポンサーを務めた。

今回のホンダブースでは、2026年からグローバル市場への投入を予定している小型EV「Honda 0 SUV(ホンダ ゼロ エスユーブイ)」プロトタイプを欧州地域で初公開する他、HondaらしいFUNを追求した新たな小型EVのコンセプトモデル「Super EV Concept(スーパー イーブイ コンセプト)」を世界初公開。

さらに、同社の歴史を飾る二輪・四輪のモータースポーツ車両を出展。ホンダのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)初勝利から60年の節目となる今年は、モータースポーツへの挑戦の歴史や、同社のチャレンジスピリットから生まれた二輪・四輪・パワープロダクツのさまざまな製品を体験できるコンテンツを企画している。

 

 

<ホンダの主な出展内容>

本年1月に米国ラスベガスのCES 2025で発表した「Honda 0 SUV」プロトタイプを欧州で初公開する他、2024年のイタリア・ミラノのEICMA 2024で初公開された、二輪車として世界で初めて(ホンダ調べ)「電動過給機」を搭載したV型3気筒エンジンのコンセプトモデルや、2025年に市販化を予定しているホンダ初の電動スポーツモデル「EV ファン コンセプト」、近未来の都市型モビリティを具現化した「EV  アーバン コンセプト」も展示する。

◆四輪

  • Honda 0 SUVプロトタイプ
  • PRELUDEプロトタイプ
  • CR-V e:PHEV
  • HR-V マイナーモデルチェンジモデル
  • CIVIC TYPE R

◆二輪:

  • EV Fun Concept
  • EV Urban Concept
  • V型3気筒エンジン コンセプトモデル
  • CB650R E Clutch
  • CBR600RR
  • X-ADV
  • Africa Twin DCT
  • CBR1000RR-R FIREBLADE SP
  • GOLD WING TOUR(GL1800)

◆パワープロダクツ:

  • ロボット芝刈機Miimo (HRM1000/HRM4000)
  • 大型船外機BF350(映像のみ)

◆その他:

  • Honda e-MTB Concept

<ヒルクライムコースでの出走>

広大な敷地を貫く全長1.16マイル(1.856km)のヒルクライムコースでは、世界初公開となるスーパー EV コンセプトなど、「操る喜び」を追求したさまざまな車両の走行を実施。

スーパー EV コンセプトは、ホンダらしいFUNを追求したAセグメントの小型EVで、使い勝手の良さとホンダならではの「操る喜び」の両立を目指したデザイン、小型ならではの軽快でキビキビした走りをベースに、高揚感をもたらす走りを実現したモデル。

さらに、2024年のGoodwood Festival of Speedでコンセプトモデルを発表した「プレリュード」 のプロトタイプ、「シビック タイプR アルティメット エディション」のデモ走行も予定している。

 

<モータースポーツ>

今年のGoodwood Festival of Speedでは、F1誕生75周年・モータースポーツ125年の歴史を記念した特別展示が行われ、ホンダもF1初勝利から60周年を記念して、その歴史の一翼を担う存在として参加。1986年、ホンダに初のF1コンストラクターズタイトルをもたらしたマシン「Williams Honda FW11」が、当時1,500馬力を誇ったとされる1.5リッターV6ターボエンジン「Honda RA166E」を搭載してヒルクライムに登場。当時のドライバーであり、F1界の伝説的存在でもあるナイジェル・マンセル氏が、自らステアリングを握りダイナミックな走行を披露する。

 

<“Goodwood Festival of Speed 2025”開催概要>

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