フォルクスワーゲン、EVコンセプトカー「ID. EVERY1」を世界初公開、量産モデルは2027年発売予定、ベース価格は約2万ユーロ

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フォルクスワーゲンは3月10日、電気自動車コンセプトカー「ID. EVERY1(アイディ. エブリイ1)」を世界初公開した。なお、量産モデルは2027年の発売を予定しており、ベース価格は約2万ユーロとなる。

また、コンセプトカー「ID. 2all(アイディ. 2オール)」は、2026年に25,000ユーロの価格帯での発売を予定している。

両モデルは、フォルクスワーゲン グループのボリューム ブランドで構成されるブランド グループ コアの傘下で、ブランドの垣根を越えて開発される前輪駆動の新しいエレクトリック アーバンカー ファミリーに属しており、フォルクスワーゲンの新しいモジュラー エレクトリック プラットフォーム(前輪駆動のMEB)をベースに採用。

電動前輪駆動を採用したことにより、MEBプラットフォームは最適なスペースを活用できるだけでなく、最大限の効率も実現。ID. EVERY1では、新開発の70kW(95PS)の電気モーターを搭載し、最高速度130km/hを達成している他、航続距離は少なくとも250kmを実現。

ボディサイズでは、ID. EVERY1の全長は3,880mmで、前任モデルの「up!」(3,600mm)、「ID. 2all」(4,050mm)、現行「Polo(ポロ)」(4,074mm)の中間に位置し、定員は4名、ラゲッジコンパートメントの容量は305ℓとなる。

ID. EVERY1の量産バージョンは、スポーティなデザイン、多用途なインテリア、高度なデジタル機能を備えている他、新しく高性能なソフトウェア アーキテクチャーの採用により、車両を所有し続けるあいだ、ソフトウェアの更新とアップグレードが可能となっている。

新しいフォルクスワーゲンのデザイン言語には、ID. EVERY1の特徴的な要素も取り入れられており、ダイナミックなフロント ライトや“微笑んでいるように見える”リアなどのディテールにより、自信に満ちた外観でありながら親しみやすいデザインを実現。

フォルクスワーゲンでは2027年までに、新しいモジュラー エレクトリック プラットフォーム(前輪駆動のMEB)をベースにする4つの電動モデルを含む、9つのニューモデルの発売を計画している。

 

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