日産自動車、北海道美瑛町で「ブルー・プロジェクト」を本格始動 「美瑛×NISSAN ブルー・スイッチの森」誕生

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北海道美瑛町、日産自動車、旭川日産自動車の3者は6月23日、これからの100年をテーマに、100年後の美しい美瑛の未来を描きながら、様々なアクションを創出する「ブルー・プロジェクト」の具体的な取り組み内容を発表した。

3者は24年1月、美しい美瑛の未来に向けて電気自動車(EV)を活用していく包括連携協定を締結。「ブルー・プロジェクト」の推進を発表しており、23日に行われた美瑛町の白金エリアで開催されたイベントでは、同プロジェクトの柱となる、美しい道、豊かな森プロジェクトの詳細発表や、「美瑛×NISSAN ブルー・スイッチの森」の誕生を記念したシンボルツリーの植樹を実施した。

なお、「ブルー・スイッチ」の森の植樹や森林保全には、日産ゼロ・エミッションファンドを活用。同ファンドは、同意いただいたEVオーナーの所有するEVが走行した際に排出されなかった分のCO2を集約し、国の「J-クレジット制度」を活用して資金化し、脱炭素に関連した活動を通して、社会とEVオーナーへ還元する仕組みとなっている。

大雪山国立公園や美しい丘を有する美瑛町では、6月16日に同プロジェクトの推進を含むゼロカーボンへの取り組みが評価され、環境省が推進するゼロカーボンパークに正式に登録。今後は同プロジェクトの本格稼働と、ゼロカーボンに向けた連携を加速すると述べている。

ブルー・プロジェクトの概要>

◆美しい道プロジェクト

道の駅びえい「白金ビルケ」を入り口に、十勝岳など大雪山国立公園を含む白金エリアをEV推奨エリアとし、ゼロ・エミッションのEV普及促進によるCO2の削減や、EVを活用したサステナブルツーリズムの促進を行っていく活動。今後も、観光で訪れる来訪者、地域住民へのEV普及啓発や、EV充電器の拡充等、充電インフラの整備を推進する。

◆豊かな森プロジェクト

CO2を吸収する森林の適正な管理をしつつ、美瑛町の美しい自然環境を後世に残すため、「美瑛×NISSAN ブルー・スイッチの森」を活動の場とし、EVオーナーや美瑛町民と共に、100年先へ美しく豊かな森の循環をつくる活動。

「ブルー・スイッチの森」の誕生を記念し、未来を担う美瑛町の子供達と共に植樹された1本の白樺の木を、日産スカイラインのCMで有名となったケンとメリーの木に代わる連携のシンボルツリーとして、今後も継承する。

また、地域住民やEVオーナーを含むこの活動への賛同者が、この森に集い、シンボルツリーを含む木々が、豊かな森へと成長する様子を見守る定期イベントを、本プロジェクトのひとつとして実施する。

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