レクサスオーナーを迎えたクラシックコンサートが復活
トヨタモビリティ東京(佐藤康彦社長)は12月16日、17日の2日間、「LEXUS Concert in 東京藝大 2023」を国立大学法人東京藝術大学の奏楽堂で開催した。
本イベントは、同社がレクサスオーナーへの感謝の気持ちを伝える場として、2006年より毎年開催してきた独自企画のクラシックコンサート。新型コロナウイルスの影響により2019年を最後に休止していたが、今回4年ぶりとなる第15回目の公演が実現した。

ライトアップされた会場の奏楽堂前
時代とともに変化してきた「協奏曲」の数々を披露
公演は2日間で全4公演が行われ、約2000組(4000名)のレクサスオーナーが来場。今年はオーケストラと独奏者が奏でる「協奏曲の祭典」をテーマとし、著名なソリストたちの妙技や音楽性を堪能できるだけではなく、時代背景の異なる全7曲の演奏を通して、多様に変化してきた協奏曲の魅力を楽しむことができるプログムとなった。

フランスのガルニエ製オルガン(上)で奏でる《オルガン協奏曲 第6番》
公演は、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者である大井剛史氏を指揮者に迎え、演奏は藝大フィルハーモニア管弦楽団を中心に編成されたレクサス特別オーケストラ。最初の曲目は、バロック時代からJ.S.バッハの《ブランデンブルク協奏曲 第5番》。ヴァイオリン、フルート、チェンバレンという3者からなる独奏者と弦楽器の合奏グループによる掛け合いや対比を楽しむ協奏曲を披露した。
続いて、バッハと同時代に生まれたG.F.ヘンデル《オルガン協奏曲 第6番》を、同大学音楽部オルガニストの廣江理恵教授が演奏。W.A.モーツァルト《フルートとハーブのための協奏曲》、19世紀ロマン派の時代からはJ.ブラームスの《ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲》と多彩な演奏楽器による曲目が続いた。


モーツァルト《フルートとハーブのための協奏曲》
幕間には同社のレクサス領域を統括する浅井成人常務執行役員が登壇し「このコンサートは、音楽を愛するレクサスオーナーの皆様にお楽しみいただくべく開催してきました。奏楽堂という特別な空間と、今回のコンサートのために編成されたオーケストラの演奏により、特別な感動を味わっていただけるものと思います」と挨拶。また、奏楽堂前に展示した世界限定500台のスーパースポーツカー「LFA」やレクサス初の電気自動車専用モデル「RZ450e」など、進化と革新を象徴するレクサス車両も紹介された。

奏楽堂前には(手前から)LFA、ES、RX、RZが飾られた

休憩スペースの照明はRZ450eから電力を供給
演目後半は時代が飛び、司会の朝岡聡氏が「クラシックというよりも映画やドキュメンタリー番組の音楽のよう」と紹介した、2012年から2013年にかけて作曲されたE.モラレスの《2本のトランペットのための協奏曲》より第3楽章を演奏。時代は戻り、ロシアの作曲家S.ラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》、ハンガリーの作曲家B.バルトーク《管楽器のための協奏曲》と続き、最後はアンコール曲としてL.アンダーソンの「クリスマス・フェスティバル」でフィナーレ。満場の拍手とともに幕を閉じた。

アンコールのクリスマスソングでフィナーレ