ホンダとPOSCOホールディングス(以下「POSCO」)は4月11日、カーボンニュートラルの実現に向けた包括的パートナーシップの検討を開始したと発表した。
両社は、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速するためには、環境対応技術や電動化技術といった互いの強みを持ち合い、将来的な協業を見据えた検討が必要との考えから、今回の合意に至ったとしている。
【合意に基づく、両社の取り組みの検討範囲】
<車体鋼板領域>
- 車体の軽量化に寄与する超高張力鋼板や、製造工程での温室効果ガス発生を抑制した自動車鋼板などに関する採用
<電磁鋼板領域>
- 電動アクスルの駆動モーターに必要な無方向性電磁鋼板の量産適用
<バッテリー領域>
- 将来電池用素材に関する技術交流
- 正極・負極などの主要材料の調達協力
<リサイクル領域>
- 低炭素社会実現に向けたリサイクル材適用拡大
- バッテリー再生材を活用したクローズドループリサイクルの構築