パナソニック オートモーティブシステムズは11月1日、カーナビステーション「ストラーダ」シリーズの新機種として、フローティング大画面モデル3機種およびスタンダードモデル4機種を発表した。
ストラーダは2016年、「みんなのクルマに大画面」をコンセプトに、これまで大画面カーナビを装着できなかった車種にも、フローティング構造の採用により大画面化を実現。2020年には業界唯一の有機ELディスプレイを搭載し、2021年にはプラットフォームも刷新。「HD美次元マップ」と高速レスポンスにより使いやすさをさらに向上させ、大画面カーナビ市場では圧倒的な存在感を示した。

2022-2023年モデルとして発表された10V型勇気ELディスプレイのCN-F1X10BGD
新機能「レコーダーリンク」でリモート視聴が可能に
そして2022年、フローティング大画面モデルは、新たにエンタテインメント機能を強化。自宅のレコーダーに録画した番組や、自宅エリアで放送中の番組をインターネット経由でリモート視聴できる「レコーダーリンク」が新機能として搭載された。

「レコーダーリンク」設定画面。スマートフォンにインストールした専用アプリを介してリモート視聴が可能になった
室内で過ごす機会の多いキャンピングカーや車中泊モデルとも相性が良く、別売のHD対応リアモニターを接続すれば、ドライブ中でも後席は映像・番組が楽しめる。また、F1Xの最上位機種「CN-F1X10BGD」は、ブルーレイプレーヤーを搭載。ブルーレイソフトを車内に持ち込み、高画質・高音質の映像を楽しむこともできる。
高品質なボディは、美しい質感と強度、そして耐振動性を兼ね備えた素材を採用。機体内部は高剛性MGダイカストによるハニカム構造が取り入れられ、耐熱効果も向上した。

ボディにはハニカム構造の高剛性素材を採用し耐熱効果も向上した
有機ELディスプレイ搭載、490車種以上に対応
フローティング大画面モデル3機種の内、F1Xの2機種は10V型有機ELディスプレイを採用。引き締まった黒の表現と鮮やかな色彩による高画質は、ストラーダが選ばれる大きな魅力でもある。
さらに10V型と9V型(F1D)大画面の装着可能車種は、現在490車種以上にまで拡大。フローティング構造により、ディスプレイの上下スライド、前後チルト、奥行調整(取付時のみ)に加え、左右各々15度のスイング機能等、柔軟な角度調整により良好な視認性も確保できるようになっている。

490車種以上に装着可能。写真はトヨタ・ハイエースに装着
地図画面は、高精細のHD画質で表示。新機能として、交差点の分岐表示がさらに見やすく進化した。操作性も高速CPUの搭載により、スピーディな起動やルート探索、指の動きに素早く追従するスムーズなスクロールを実現している。

通過地点、曲がるポイントが分かりやすくなった。緑色マークで直進する次の交差点を表示、オレンジ色マークで直進する2つ目の交差点を表示、青色マークで曲がる交差点を表示

さらに見やすくなった案内画面では、直近交差点のレーンを右画面に上部に表示し、次分岐の情報を左画面右上に表示
これまで同様、人気のオプション装備である前後2カメラドライブレコーダーとの連携も可能。ストラーダの安心・安全運転支援機能とあわせて、きめ細やかにドライブをサポートする。
また、フローティング大画面モデルは無料地図更新権が“利用開始から最大3年間”へと期間変更となった。これまでは、いつ利用開始しても無料更新権の終了日は同じだったため、うれしいサービスのアップグレードとなっている。
本体価格はオープン価格、販売時期は以下の通りとなっている。
