日産と志摩市、電気自動車を活用した「脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結

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日産、志摩市(三重県志摩市)、日産プリンス三重販売株式会社の3者は10月31日、電気自動車を活用した「脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結したと発表した。

同協定は、「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に、志摩市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「リーフ」等を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては195件目の取り組みとなる。

志摩市は、国立公園を保有するなど、美しい海岸や豊かな自然に恵まれており、2016年には市内で伊勢志摩サミットが開催されるなど、日本有数の観光地として、環境に配慮したまちづくりを推進。また、近い将来発生が危惧されている南海トラフ地震に対する防災・減災対策の強化にも取り組んでいるほか、持続可能で強靭なまちづくりを目指し、SDGs推進にも積極的に取り組んでいる。

また日産は、2018年5月より、EVの普及を通じて、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進しているのに加え、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。

今回は日産が推進する「ブルー・スイッチ」と、志摩市が推進する環境・防災対策やSDGsの推進との、双方の取り組みにお互いが賛同し、協定の締結が実現した。両者は協定締結を機として、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成、そして、観光面での取り組みに向けて、更に連携を強化すると述べている。

【電気自動車を活用した「脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」の概要】

  • 志摩市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備している電気自動車(EV)「リーフ」等を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、市民の生命及び身体の安全を守る。
  • 志摩市および日産、日産プリンス三重販売は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

 

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