「有山勝利の視軸」2018年度新車販売台数でホンダ・N-BOX2年連続で第1位【有山勝利】

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2018年度の新車販売通称名別順位のベスト10は、ホンダ・N-BОXの23万9706台(前年同期比7・3%増)を筆頭に、第2位=スズキ・スベーシア15万8397台(同39・3%増)、第3位=ダイハツ・タント14万2550台(同5・9%増)、第4位=日産・ディズ14万56台(同2・6%増)、第5位=ダイハツ・ムーブ=13万2320台(同9・1%減)と上位5車を軽自動車が独占、6位の日産・ノートが13万1760台(同0・5%増)で僅差で前年を上回り、7位にトヨタ・アクアが12万7829台(同0・8%減)、8位がトヨタ・プリウス11万5123台(同22・6%減)と3車種の登録車が並び、9位ダイハツ・ミラ11万1757台(同7・2%増)、10位スズキ・ワゴンR10万2553台(同15・4%減)と軽自動車が続いた。

N-BOXの首位は登録車を合わせてのもので2年度連続、軽自動車単独では4年度連続の偉業である。

軽自動車の勢いには見るべきものがあり、全国軽自動車協会連合会によれば、全国平均での軽自動車の100世帯当たりの普及台数は54・35台となっているが、軽自動車の普及が頭打ちになった可能性ありとみている。

100世帯当たりの普及台数を都道府県別にみると佐賀県が103・6台で第1位。最少は11・9台の東京都である。

2017年に投入の新型車効果が続いたことに加え、安全装備の充実が人気の的となっているようだ。

登録車で首位となった日産・ノートは同社として1968年度に年度販売第1位になって以来の快記録で、なんと50年振りの快挙である。

なお、日本自動車工業会では2019年度の4輪車総需要を、522万3400台(前年度比2・0%減)と見込んでおり、前年割れは4年振りのことで、米国と中国を中心とした不透明な世界経済の影響とみている。

その内訳は、登録車が0・5%減の335万1000台、軽自動車が4・5%減の187万2000台と、ともに前年度比減を見込んでいる。

有山勝利プロフィール

1937年生まれ。1960年に総合輸入車ディーラーに入社、そのまま定年まで殆ど広報作業に従事、依頼により1966年より、ブリヂストン・タイヤニュース、週刊大衆に連載執筆、筆名に有川 浩を使用、月刊自家用車、報知新聞、日刊スポーツ、スポーツニッポン、ディリースポーツ、マイカー情報(札幌)、くるまにあ にも連載、単発は無数。媒体側と広報担当の双方と交友、互助の功を上げた。

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