スバル、新型「レガシィ アウトバック」の日本仕様を発表 「アイサイトX」全車標準装備

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スバルは10月7日、新型「レガシィ アウトバック」(日本仕様)を発表した。価格(消費税込)は414万7000円~429万円。

 

 

「レガシィ アウトバック」は、乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして1995年に北米市場で登場。今回の新型では、「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」というコンセプトのもと、歴代モデルが培ってきた価値に最新の技術を組み合わせることで、さらに進化している。

パワートレインでは、低回転域から力強いトルクを発生させる1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。またスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造等による車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能を大幅に向上した。先進安全装備では、リアルワールドにおける安全性を進化させた「新世代アイサイト」や、3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を全車標準装備している。

【新型「レガシィ アウトバック」の主な特徴】

<安全性能>

①360度センシングを実現し、安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車標準装備

広角化した新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現。ソフトウェアの性能向上や、電動ブレーキブースターを採用している。

  • 前側方プリクラッシュブレーキ
  • 前側方警戒アシスト
  • 緊急時プリクラッシュステアリング
  • エマージェンシーレーンキープアシスト

②高精度マップを活用した新開発の高度運転支援システム「アイサイトX」を全車標準装備

一定の条件を満たした自動車専用道路において、GPSや準天頂衛星システム「みちびき」などからの情報と、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データを組み合わせることで、自車位置を正確に把握。運転支援機能を大幅に拡張する。作動条件が揃うとメーターにアイコンが表示され、ステアリングのスイッチを押すとシステムが作動し、幅広いシーンでアクセル・ブレーキ・ステアリング操作のアシストする。

  • 渋滞時ハンズオフアシスト
  • 渋滞時発進アシスト
  • カーブ前速度制御
  • 料金所前速度制御
  • アクティブレーンチェンジアシスト
  • ドライバー異常時対応システム

③「つながる安全」がさらなる安心感をもたらすコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」を採用

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイやGPS、車載通信機などを搭載し、24時間365日コールセンターとつながることで、交通事故やトラブルが発生した際に、サポートするサービス。

  • 基本機能(無料):車両を安全に利用する上で重要なご案内(リコール等)を11.6インチセンターインフォメーションディスプレイに表示する。
  • SUBARUつながる安心パッケージ(新車購入の場合、初度登録日から5年間無料、6年目以降は有料):先進事故自動通報(ヘルプネット)、SUBARU SOSコール、SUBARU iコール(安心ほっとライン)、故障診断アラート&セキュリティアラート

④万が一の事故の被害を、最小限にする衝突安全性能の進化

  • 自車だけでなく、相手車両の被害軽減まで考え抜いた衝突安全ボディ:車体強度の大幅な向上やフレームワークの最適化を実現し、衝突エネルギー吸収率を一段と高めるスバルグローバルプラットフォーム。キャビンを強固なピラーやフレーム類で囲うように結合することで衝突時の変形防止を図る「新環状力骨構造ボディ」。さらに、フロントフレーム下に前面衝突時の衝撃をより効果的に分散させるセカンドロードパスを採用。自車の衝突安全性を高めるとともに、衝突相手車両の被害軽減を図っている。
  • ポストコリジョンブレーキコントロール:衝突を検知するとブレーキ制御を行い、一定速度まで減速。自車が対向車線にはみ出さないようにサポートすることで、多重事故などの二次被害の抑制を図る。同時にハザードランプを自動で点滅させ、周囲に注意を促す。
  • 8つの乗員保護エアバッグ:デュアルSRSエアバッグ、側面衝突時に備えるSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ、前面衝突時に下肢へのダメージを軽減する運転席SRSニーエアバッグ、シートベルトによる拘束保護性能を高める助手席SRSシートクッションエアバッグを採用した。
  • 歩行者保護エアバッグ:歩行者との衝突を検知した場合、Aピラーやフロントガラス下部といった硬いパーツを覆うようにエアバッグが展開し、歩行者への衝撃を緩和する。

<走行性能>

①1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジン

日常での扱いやすさを重視し、低回転域から300N・mの高トルクを発生。少ない燃料でより多くのエネルギーを生み出すリーン燃焼などの採用により、優れた環境性能も実現している。

②新型リニアトロニック

変速ショックのない滑らかな加速と、リニアなレスポンスを提供するリニアトロニック。変速比幅の拡大によって、発進時の力強い加速や高速巡航時の燃費性能が向上したほか、優れた静粛性も実現。8速マニュアルモードを採用している。

③スバルグローバルプラットフォーム × フルインナーフレーム構造

総合安全性能のレベルを引き上げるとともに、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや、不快な振動騒音の低減によって快適な乗り心地を提供する「スバルグローバルプラットフォーム」の高いポテンシャルをベースに、ボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」や微小な変形を抑える「構造用接着剤」などを採用し、さらなる高剛性化と軽量化を実現した。

<デザイン>

①エクステリアデザイン

SUBARU共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”を「アウトバック」のキャラクターに適応させ、「Active & Tough」というデザインコンセプトのもと、一目見てアクティブ性能を感じられるデザインを目指した。

  • フロントビュー:大型化したグリル開口部を中心にダイナミックな造形としたほか、クラッディングを拡大することで、タフで力強いイメージを演出。フロントマスク全体を精悍なデザインに仕上げた。
  • サイドビュー:ボディパネル面に厚みとボリューム感を持たせ、安心感やタフさを表現。「逞しさ」を感じさせるデザインを採用した。
  • リヤビュー:立体感を強調したリヤコンビネーションランプなどにより、「頼もしさ」や、先進的でシャープなイメージを表現した。
  • ボディカラー:「ブリリアントブロンズ・メタリック」、「オータムグリーン・メタリック」、「サファイアブルー・パール」を新たに設定した。

 

 

②インテリアデザイン

  • アッパーエリアでは伸びやかな連続造形で開放感を表現し、ロアエリアでは適度な包まれ感を演出。また大型ディスプレイとフル液晶メーターでを採用している。
  • 本革(ナッパレザー)シート(Limited EXにメーカー装着オプション設定):本革の素材には、しなやかで自然な触感が心地良いナッパレザーを使用。特殊な「なめし加工」による質感高い仕立てにより、ゆったりと包み込まれるような快適な座り心地と、体をしっかりと支える高いホールド性を両立した。カラーラインアップには、タンとブラックの2色を用意。
  • 撥水ポリウレタンシート(X-BREAK EXに標準装備):X-BREAK EXに、表面についた水分が染み込みにくいポリウレタン素材のシート表皮を採用した。

 

 

<パッケージ/ユーティリティ>

  • 居住性:ボディサイズを見直し、居住空間と荷室積載量を拡大。車体構造の見直しにより、ゆとりとした空間を実現した。
  • ロードクリアランス:213mmの最低地上高を確保するとともに、斜面に乗り上げる時や斜面から平坦地に降りる時のアプローチアングル/ディパーチャーアングル、斜面や丘部の頂上を越える時のランプブレークオーバーアングルなども最適化した。
  • ハンズフリーオープンパワーリヤゲート(Limited EX標準装備、X-BREAK EXはメーカー装着オプション設定):リヤゲートの六連星オーナメント部のセンサーに肘など体を近づけることでリヤゲートを開けることができる、ハンズフリーオープンパワーリヤゲートを採用。
  • カーゴルーム:VDA法で561L(カーゴフロアボード上部:522L、サブトランク39L)の容量を誇り、隅々まで効率よく使えるフラットな大空間の荷室スペースを実現した。
  • クロスバータイプルーフレール(Limited EX):クロスバータイプを採用し、前後部分に穴を開けることで、ロープを通して固定しやすいように工夫している。また、荷物を積まないときには収納することによって、風切り音を低減している。
  • ラダータイプルーフレール(X-BREAK EX):クロスバータイプのルーフレールに比べ、最大積載荷重を向上することでさらにさまざまな荷物を載せることを可能とした。グリーンカラーのアクセントを配した部分の裏側に、ロープフックをかけられる構造を採用している。
  • ドライバーモニタリングシステム:センターインフォメーションディスプレイのバイザー部に設置した専用カメラでドライバーを常に見守り、ドライバーのわき見や居眠りを推定した場合に、警告表示とブザーでドライバーに注意喚起を行い、安全運転をサポートする。また、この機能によってアイサイトXを使ったドライブ中も、目線を外した状態(アイズオフ運転)を防ぎ、ドライバーが主体となる運転を促す。
  • 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム:エンターテインメント機能や、車両情報、エアコンや各種設定操作などを、ディスプレイに集約。タブレットライクで直感的な操作を実現した。
  • 12.3インチフル液晶メーター:運転操作に必要な情報やアイサイトXの車両情報を、大きく、グラフィカルに表示。運転中も、最小限の視線移動で、瞬時に必要な情報を認識する事が可能となっている。
  • ハーマンカードンサウンドシステム:世界的高級オーディオメーカー「HARMAN」の伝統ある旗艦ブランド、ハーマンカードン。フロント6個、リヤ4個のスピーカーとウーファーのシステムに加え、圧縮音源をオリジナルに近づけて再生する「Clari-Fi」、音質向上と消費電力の低減に貢献する「GreenEdge」などHARMAN社の最新技術も採用している。
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