ボルボ・カーズ、エヌビディアとの協力関係を深化、次世代の自動運転車にNVIDIA DRIVE Orinシステムオンチップ(SoC)技術を採用

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ボルボ・カーズは4月13日、エヌビディアとの協力関係を拡大し、次世代のボルボ・モデルに搭載される自動運転用コンピュータにNVIDIA DRIVE Orinシステムオンチップ(SoC)技術を採用すると発表した。

安全な自動運転のためには大規模なコンピューターパワーが必須条件となり、自動車業界向けの最先端AI-コンピューティング・プラットフォームであるNVIDIA DRIVE Orinは、前例のない254テラ(または254兆)オペレーション/秒(TOPS)の能力を備えている。

ボルボ・カーズは、SPA2モジュラー・車体をベースにした次世代モデルに、NVIDIA DRIVE Orinを採用するグローバルに事業を展開する最初の自動車メーカーとなることを目指しており、来年公開される次世代のボルボXC90がSoCを搭載した最初の車となる。

NVIDIA DRIVE Orinは、ボルボ・カーズの自動運転ソフトウェア開発会社であるZenseactや自社で開発したソフトウェア、ステアリングやブレーキのバックアップシステムと連携して動作を実施。NVIDIA DRIVE Orinによって追加されたコンピューティングパワーとグラフィックス処理は、ボルボ・カーズの技術パートナーであるLuminar社が開発した最先端のLiDAR技術など、自動運転に必要な高度なセンサー・スイートを可能にする。ボルボ・カーズのSPA2アーキテクチャーは、生産開始時から自動運転に対応したハードウェアとして提供。ハイウェイ・パイロットと呼ばれる監視なしの自動運転機能は、個々の地理的な場所や状況に応じて安全であることが確認されたときに作動する。

ボルボ・カーズ最高技術責任者のヘンリック・グリーン氏は、「私たちは、最高のボルボを作るために、世界をリードする技術企業と提携することの重要性を確信しています。NVIDIA DRIVE Orin技術の助けを借りて、私たちは次世代の車で安全性を次のレベルに引き上げることができます」と語った。

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