ロータス、「エリーゼ/エキシージ」のファイナルエディションを発売 パワーとパフォーマンスの向上、デザインをアップグレード、外板色に新色設定

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ロータスは2月8日、「エリーゼ/エキシージ」のファイナルエディションの発売を発表した。同社は「エリーゼ/エキシージ/エヴォーラ」の生産終了を決定し、25 周年、21 周年を迎えたロータスの象徴である「エリーゼ」と「エキシージ」の2つの伝説的なモデルに敬意を表して、より高いパワー、優れた標準仕様、真のロータススタイルである“軽量”を兼ね揃えた3台の新しいファイナルエディションを発売する。

 

<ロータスエリーゼ ファイナルエディション>

「ロータスエリーゼ ファイナルエディション」は、エリーゼをロータスの象徴的な車にしたすべてのコアバリューと機能を備えたモデル。スーパーチャージャーとインタークーラー1.8 リッター、4 気筒ミッドマウントエンジンを搭載した小型、軽量、俊敏な 2 シーターで、ファイナルエディションの車両には、標準仕様としてインテリア/エクステリア共に大幅に改良が施され、最大の変更点である、2 つのスクリーンから選択可能な新しいTFTデジタルダッシュボードにおいては、1つは従来のダイヤルセットを備え、もう1つはデジタル速度の読み取りとエンジン速度バーを備えたレースカースタイルとなる。

 

 

革とアルカンタラで覆われたステアリングホイールでは新しいデザインを採用し、背の高いドライバーにも対応できるよう、足元のクリアランスを作り出し、乗り降りを支援するためにフラットボトムデザインタイプとなっている。 また、すべての車には、ファイナルエディションのビルドプレートに加えて、新しいシートトリムとステッチパターンを装備している。

 

エリーゼ スポーツ 240 には、エリーゼとロータスの過去の配色を思い起こさせる新しい外板色を導入。1996 年に初めてメディアに発表された最初の生産車両のアズールブルーが含まれており、その他にはAutobytel Lotus Elise Championship race series を成功させたときのモータースポーツ部門のブランドカラーのブラック、 1995 年のフランクフルトモーターショーで見られたオリジナルのショーカーカラーへのオマージュであるレーシンググリーンの3色を設定した。

 

<エリーゼ スポーツ 240 ファイナルエディション>

「エリーゼスポーツ 240 ファイナルエディション」は、エリーゼスポーツ220の後継モデルとなり、驚異的で実用的なパフォーマンスとクラス最高レベルの効率を提供するべくチューニングが施された、最高出力243ps、最大トルク 24.9kgm(244Nm)を発生するエンジンを搭載。1トンあたり263.6ps のパワーウェイトレシオにより、0-100km 加速は4.5 秒で到達。CO2 排出量は、 このパフォーマンスに対して非常に低い数値177g / km を実現している。

 

また、10スポークアンスラサイト軽量鍛造アルミホイール(フロント 6.J x 16 インチ、リア 8J x 17 インチ)を標準装着し、ヨコハマ Advan Sport V105 タイヤ (フロント 195/50 R16 リア 225/45 R17)と組み合わされている。さらに、オプションのカーボンフロントアクセスパネル/カーボンテールゲート/カーボンシルカバーなどのカーボンパネル、リチウムイオンバッテリー、ポリカーボネート製リアウインドウにより、更なる軽量化を実現。全ての軽量オプションを選択することにより、エリーゼ スポーツ240の重量を922kgから898kgまで減少することが可能となっている。

 

 

<ロータスエキシージ ファイナルエディション>

エキシージシリーズは、エキシージ スポーツ 390とエキシージ スポーツ 420の2つのモデルを設定。エリーゼと同様に、ユニークな塗装色、ファイナルエディション オリジナル外装デカール、2つの新しいホイールなどを採用し、エキシージのすべてのバージョンには、TFT デジタルダッシュボード、ファイナルエディションビルドプレート、新しいステアリングホイール、および新しいシートトリムとステッチパターンを装備している。

 

すべてのモデルは、3.5 ッターのスーパーチャージャー付きV6エンジンを搭載。バッフル付きサンプを備え、軽量で剛性の高いシャーシに取り付けられ、スリリングな加速と瞬時の応答を提供する。 パワーアシスト機能なしのピュアなステアリングは、あらゆる速度で絶妙なフィードバックと鮮やかなコミュニケーションを提供。先駆的な接着アルミニウムシャーシの独自の特注バージョン、独自のリアサブフレーム、およびリアの鍛造アルミニウムダブルウィッシュボーンサスペンションを採用している。

 

エリーゼファイナルエディションシリーズと同様に、外板色においては、2011年のフランクフルトモーターショーにて発表されたエキシージ V6のメタリックホワイト、2000年の最初のプレスフリートカー、2007 年のジュネーブモーターショーのエキシージ GT3 コンセプトに使用されたメタリックオレンジなど、エキシージもロータスの歴史の中で重要な車を表す新しい色が採用されている。

 

<ロータスエキシージスポーツ 390 ファイナルエディション>

「エキシージスポーツ 390 ファイナルエディション」は、生産終了したエキシージスポーツ 350の後継モデルとなり、キャリブレーションを改訂したチャージクーリングを備えたEdelbrock製スーパーチャージャーは最高出力402psと最大トルク42.8kgm(420Nm)となり、52ps のパワー増となる。1,138kg の車両重量との組み合わせにより、最高速度は 277km/h、0-100km 加速は 3.8 秒を実現。

 

先進のエアロダイナミクスは慎重にバランスされており、リアで70kg、フロントで45kg、最高速度において合計115kg のダウンフォースを発生。このパワーを路面にしっかり伝えるため、10スポークシルバー軽量鍛造アルミホイール(フロント 7.5J x 17 インチ、リア 10J x 18 インチ)とミシュラン Pilot Sport 4 タイヤ(フロント 205/45 ZR17 リア 265/35 ZR18)を装着している。

 

 

<ロータス エキシージ スポーツ 420 ファイナルエディション >

「エキシージスポーツ 420 ファイナルエディション」は、10psのパワーアップを達成し、生産終了したエキシージスポーツ 410 の後継モデルとなる。エキシージスポーツ 420はエキシージ最速モデルとなり、最高速度は290km/h、0-100km加速は3.4秒を実現している。車両重量は 1,110kg、スーパーチャージャー&インタークーラーの V6エンジンは最高出力426ps(1トンあたり383.8ps のパワーウェイトレシオ)と最大トルク43.5kgm(427Nm)を発生する。

 

調整可能なフロントとリアのアイバッハ製アジャスタブルフロント/リアアンチロールバー、高速/低速コンプレッションで3段階のダンピング微調整が可能なナイトロン製フロント/リア3ウエイアジャスタブルダンパーを標準装備。また、10 スポークアンスラサイト軽量鍛造アルミホイール(フロント 7.5J x 17 インチ、リア 10J x 18 インチ、シルバーとの選択)とミシュラン Pilot Sport Cup 2 タイヤ(F:215/45 ZR17 R:285/30 ZR18)を装着している。

 

ブレーキ系統には、APレーシング製フロント/リア4ポッドブレーキキャリパーとAPレーシング製2ピースJフックベンチレーテッドブレーキディスクを備え、熱容量が大きく⾷いつき感に優れたこのディスクは、摩耗粉がたまりにくく、安定したペダルタッチと大きな制動力を実現している。

 

 

<価格(消費税込)>

※エリーゼカップ 250 ファイナルエディション、エキシージカップ 430 ファイナルエディションは日本導入なし。

  • エリーゼ スポーツ 240:777万7000円
  • エキシージ スポーツ 390:1,177万円
  • エキシージ スポーツ 420:1,397万円
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