10月の新車販売台数はトヨタ・ヤリスがトップ。上位をトヨタ車が占める

11月6日、日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）は10月の車名別新車販売台数（速報）を発表した。

登録車はトヨタ「ヤリス」、軽自動車ではホンダ「N-BOX」がそれぞれ1位、登録車と軽自動車の総計ではヤリスがトップとなった。

登録車はヤリスが4ヵ月連続の1位。2月の発売以来好調に推移しているが、8月にSUVのヤリスクロスが加わったことで、さらに販売台数を伸ばしている。なお10月の内訳はヤリスが1万1691台、ヤリスクロスが6901台。

2位はライズで、2カ月ぶりの2位となったが、ヤリスとヤリスクロスを分けた場合は、このライズが1位となる計算だ。小型・低価格のSUVとして、圧倒的な人気を続けている。

3位のルーミーは、9月のマイナーチェンジで急上昇。これまで人気を分け合っていた姉妹車のタンクが9月で販売を終了したこともあってルーミーに集中した結果、先月の7位から躍進した。ちなみにOEM元であるダイハツ「トール」も2206台で登録車27位と健闘している。同じく姉妹車のSUBARU「ジャスティ」は181台と、こちらはちょっと寂しい。

4位以下はカローラ、アルファード、ハリアーと続き、1位から6位までトヨタ車が独占。さらにヴォクシーとシエンタも9位、10位となり、トップ10中8台をトヨタ車が占める結果となった。

軽自動車は、N-BOXが1万6052台でトップを堅守。ただしマイナーチェンジを控えていることもあって勢いはやや落ちてきており、2位のタントに約3000台差まで詰め寄られている。

スーパーハイト系以外では、6月発売のダイハツ「タフト」が好調に推移し、先発のハスラーを逆転。全体でも5位に入り、SUV人気の高さを証明する結果となっている。