トヨタは、2020年11月3日(火)~2021年4月11日(日)の期間、トヨタ博物館で企画展「トヨタ モータースポーツ列伝: 弛(たゆ)まぬ挑戦者たち」を開催すると発表した。
同展では、トヨタが参加してきた様々なカテゴリーのレースと、そこに参戦した車両の展示し、トヨタのモータースポーツとモノづくりとの関係性や、豊田喜一郎氏の「競争という厳しい環境が人を鍛え、クルマを鍛える」という想いと、それを受け継いだ技術者たちの挑戦の系譜を紹介する。
同社は、自動車メーカーにとってモータースポーツとは単なる競争ではなく、難関なコースや、過酷な環境下でも走り続けることのできるクルマを目指すことで技術を向上させ、その技術を市販車に反映し、カスタマーに運転の喜びや、安全・安心な移動手段を提供していくことを目的としている。モータースポーツ史を広く見渡すことは、すなわち当時の社会情勢や課題を反映した、メーカーのクルマづくりの姿を、浮かびあがらせることでもあると述べている。
【「トヨタ モータースポーツ列伝: 弛(たゆ)まぬ挑戦者たち」概要】
◆会期:2020年11月3日(火・祝)~2021年4月11日(日)
◆場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
◆内容:豊田喜一郎氏がレース参戦の意義を唱えたことにはじまる、モノづくりと共に現在も続くトヨタのモータースポーツへ取り組みを実車とともに紹介。
◆示車両(年代順):
- 1957 トヨペット クラウン RSD:第5回豪州一周ラリー(Mobilgas Rally)参戦車(レプリカ)
- 1966 トヨタ 2000GT:超高速耐久トライアル挑戦車 (レプリカ)
- 1969 トヨタ7:ワールドチャレンジカップ富士200マイルレース大会 (日本Can Am)優勝車
- 1970 トヨタ7:全日本富士1000kmレース エキシビジョン走行車
- 1970 トヨタ7 ターボ:全日本富士1000kmレース エキシビジョン走行車
- 1988 トヨタ セリカ ターボ : IMSA GTOクラス参戦車
- 1989 トヨタ 89C-V:インターチャレンヂ FUJI 1000km優勝車
- 1998 トヨタ GT-One(TS020):ル・マン24時間 決勝仕様テストカー
- 2009 トヨタ TF109:Formula1参戦車