三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は8月6日、東北大学大学院工学研究科「三菱ふそう実践的工学教育プログラム共同研究部門」主催のアイディアコンテストを同大の全学生向けに開催することを発表した。なお上記コンテストは、7月末よりスタートし8月末に締切り、審査委員会にて審査を行い9月中旬に優秀作品を決定する。
MFTBCは、上記コンテストについて、新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴って引き起こされた社会変革と、ポストコロナ時代を迎える新しい社会像として「ニューノーマル」時代の社会システムが新しく構築されようとしており、この時代に輸送が果たす役割や,社会変革にもたらす影響などに関して“「ニューノーマル」時代の社会システムと輸送の役割”をテーマとして、様々なアイデアを東北大学の学生に広く募集し、 工学分野に限らず分野融合的なビジョンを含め社会に提示していくことを目的としていると説明している。
さらに、新型コロナウィルス感染拡大予防のため経済活動の自粛により、学生への経済的支援の必要性が認識されている状況を受け、上記コンテストで優秀なビジョンを提示した学生に対して、返還不要の奨学一時金を給付し、経済的不安を払拭し勉学に励む環境を整えることも目的の一つとしていると述べている。
MFTBCは、2019年5月に産学連携により教育プログラムを共同で開発・実践することを目的として東北大学大学院工学研究科に「三菱ふそう実践的工学教育プログラム共同研究部門」を創設・設立し、共同研究契約を締結。教育を通じてエンジニアの能力向上を目的とする「共同教育」コンセプトを掲げており、学生への教育を後押しするべく、共同研究プログラムを通して、学生が実践に向けた技術を習得し、多様な課題への対応を学ぶ機会を創出している。