マツダ、「フレアクロスオーバー」を全面改良

新車情報

マツダは、SUVタイプの軽乗用車「フレアクロスオーバー」を全面改良し、全国のマツダ販売店を通じて2月27日より発売する。今回の全面改良では、デザインや室内空間の広さと使いやすさ、燃費性能などを向上させながら、先進安全技術の拡充や走行性能の強化などが実施された。

 

【力強さを強調したエクステリア、「タフで機能的」な空間を目指したインテリア】

デザインにおいては、外観はボンネットを高くして重厚さを増したフロントフェイス、ボディ同色で存在感を増したピラーにより、力強さ・頑強さを表現している。直立させたピラーと長いルーフによるスクエア型の大きなキャビンを創出し、新たにリアクォーターガラスを設置して広い視界も確保している。外板色には、新色「バーミリオンオレンジ2トーン」、「デニムブルーメタリック2トーン」を含む全9色を用意したほか、クロスカントリー車の「幌」からヒントを得た2トーンカラーを新たに採用。ガンメタリックルーフ2トーンに3色、ホワイトルーフ2トーンに2色、モノトーンに4色を設定した。

 

 

また、「タフで機能的」な空間を目指した室内は、インパネに「3連インパネカラーガーニッシュ」を採用し、メーター、オーディオ、アッパーパネルの3か所を、上下のバーで挟むことで力強い骨格を表現。インパネとドアトリムのカラーパネル、シート表皮デザインのアクセントには、ボディカラーに対応した3色を採用し、「ワクワク感」「遊び心」を演出したデザインとなっている。さらに、メーター内に「マルチインフォメーションディスプレイ(カラー)」を採用し、各種情報を観やすく表示する。

 

 

【広い室内空間と使い勝手を向上した荷室空間】

先代モデルからホイールベースを35mm延長して後席乗員の足元空間を確保し、前席は左右乗員間距離を先代モデルから30mm拡大して快適でゆとりのある室内空間を実現。荷室空間においては、荷室側からも操作可能なスライド用ストラップを後席背面に採用し、状況に応じて荷室容量を調整可能となっている。また、後席の背面や荷室フロアには、汚れをふき取りやすい素材を採用し、荷室下には防汚タイプのアンダーボックスを採用。さらに、ラゲッジボードを外せば荷室高が拡大し、背の高い荷物の収納も可能としたほか、ボックスは取り出して洗うことが可能。

 

 

 

【マツダの軽自動車で初となる先進技術を採用】

予防安全では、マツダの軽自動車で初となる「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」、「車線逸脱抑制機能」を、「HYBRID XT」に設定。また、先進安全技術の設定拡大により、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に、全車が該当する。さらに、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート(夜間歩行者検知機能付)」をはじめとする先進の安全技術を標準装備としたほか、一時停止標識の認識を追加した「標識認識機能」を設定し、新たに「後退時ブレーキサポート」、「誤発進抑制機能[後退時]」、「リアパーキングセンサー」を全車に搭載した。

 

 

【新開発の自然吸気ガソリンエンジンと新開発CVTを搭載したパワートレイン】

走行性能では、新開発の「R06D型」自然吸気ガソリンエンジンと新開発CVTを搭載して、優れた燃費性能と高い走行性能を両立するとともに、軽量で高剛性の新プラットフォームを採用した新設計のボディ構造で乗り心地や操縦安定性も向上。さらに、4WD車には新たに「スノーモード」を追加。エンジントルクの最適化とブレーキの制御で、雪道など滑りやすい路面でのタイヤの空転を抑制し、安心・安全な運転をサポートするほか、ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、急な下り坂で車速約7㎞/hで維持する「ヒルディセントコントロール」も4WD車に標準装備した。

 

<価格(消費税込)>

136万5100円~179万9600円

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