BMW日本法人は9月26日、フルモデルチェンジした3シリーズツーリングを発売した(納車は11月以降順次開始)。
新型「3シリーズ ツーリング」は、余裕のあるラゲッジスペースにより、多様なニーズに応えると同時に、家族と長距離移動をする場合でも快適なドライブを提供し、アクティブなライフスタイルを持つ顧客に向けたモデル。セダンと同様に最新のBMWデザインコンセプトを採用し、象徴的なキドニーグリルを従来の2つのパーツに分かれたデザインから、1つのフレームで縁取られたより立体的な造形とし、ツーリングモデルならではのショルダーラインは、流れる風を彷彿とさせる美しいデザインを採用することで、より洗練されたスタイルとなった。
【新世代のコックピット・コンセプトを採用したインテリア】
内装には、10.25 インチのコントロール・ディスプレイと、12.3 インチのフルデジタルメーターパネルを搭載する新世代のコックピットコンセプトを採用することで、機能的かつ先進的な室内空間を実現した。後部のラゲッジスペースは、先代モデルから5L 増加した500L を実現(後席を倒すことで、先代モデル比10L 増加の最大1510L まで拡大可能)。そして、ラゲッジのドア上部のガラス部分だけを開閉することが可能な独立開閉リヤウィンドウや、両手が塞がっている場合でも足の操作のみでラゲッジのドアの開閉が可能となったオートマチックテールゲートオペレーションを標準装備することで、高い収納性と機能性を備えた。さらに、BMW として初採用となるアンチスリップシステムをラゲッジスペースにオプションで装備可能で、このアンチスリップシステムは、車両が走行を開始すると、床面からゴム製の滑り止めが自動でせり上がり、ラゲッジスペース内の荷物の横滑りを防止する機能。走行中、荷室内の荷物を安定させることが可能となる。
【最新の運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載】
また、新型「3 シリーズ」に日本で初めて採用された「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を、新型「3 シリーズ ツーリング」にも標準装備している。この機能は、BMW が国内認可取得モデルとして初めて導入した機能であり、高速道路上での渋滞時にドライバーがステアリング操作から解放されることで、ドライバーの運転負荷を軽減し安全性を高めるシステムで、3 眼カメラと毎秒2 兆5,000 億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーにより実現した。3 眼カメラと画像処理プロセッサーは、ハンズオフ機能だけではなく、正確なレーンキーピングと、より離れた場所や広い視野での素早い危険予測を可能とし、自動ブレーキ等、様々な最先端の運転支援システムを実現している。
【精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを標準装備】
さらに、高性能3 眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システム、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングを標準装備している。さらに、標準装備となるパーキングアシスタントには、リバースアシスト機能が採用されており、車両が直前に前進したルート最大50m までを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる。この機能を活用することで、例えば、日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に元のルートに復帰することが可能となる。
【AI技術を活用した「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」を採用】
ほかにも、BMW インテリジェントパーソナルアシスタントも採用しており、これは、AI 技術を活用することで、音声で車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW 最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMW のインテリジェントパーソナルアシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「(例)3 シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来るとしている。
【スマートフォン向けアプリの導入で利便性を向上した「BMW コネクテッド・ドライブ」を標準装備】
新型「3シリーズ ツーリング」には、BMW コネクテッドドライブも標準装備されている。BMW コネクテッドドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をIT ネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」「カーライフを進化させる革新の利便性」「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクスサービスとして2013 年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2018 年8 月には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「BMW Connected」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティライフをサポートする新しいパーソナルアシスタントサービスとして生まれ変わった。
価格(消費税10%込):494万円~1005万円