ホンダ、フランクフルトモーターショーで欧州における電動化ビジネスの展開について発表

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ホンダは、ドイツ フランクフルトで開催されている2019年フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月10日~11日、一般公開日:9月12日~22日)において、欧州における電動化ビジネスの展開について発表した。

ホンダは欧州で販売されるすべての四輪商品を、2025年までに電動車両に置き換えることを目指し、2019年初頭に「CR-V HYBRID」の販売を開始。同年3月のジュネーブモーターショーで「Honda e(ホンダ イー)プロトタイプ」を世界初公開した。今後、欧州にて投入予定の「Jazz(日本名Fit)」はラインアップを全て2モーターハイブリッドシステム「i-MMD(intelligent Multi-Mode Drive)」を搭載したモデルに統一し、四輪商品の電動化をさらに加速していくとしている。同時にエネルギーマネジメント事業に関しても欧州での環境対応を強めていき、電動モビリティーとエネルギーサービスを繋げる取り組みを進めていくと述べている。

 

また、街中での取り回しの良さと力強いモーター・後輪駆動によるホンダならではの走りの楽しさを実現した「Honda e量産モデル」を世界初公開した。EV走行距離は200km以上を達成し、30分で80%まで充電する急速充電にも対応しており、都市型コミューターによる使い勝手も考慮した性能としている。エクステリアでは、継ぎ目がない滑らかなデザインとし、ポップアウトドアハンドルやサイドカメラミラーシステムを採用している。インテリアは、ラウンジのようなシンプルな空間をイメージし、直感的に使いやすい2画面の大型タッチパネルモニターを搭載している。さらに、先進のAIを用いたコネクテッド技術による「ホンダ・パーソナル・アシスタント」を採用している。なお「Honda e」はドイツ、イギリス、フランス、ノルウェーで既に先行予約を開始しており、2020年初夏より順次デリバリーを開始していく予定としている。

 

ホンダは、欧州のEVユーザーと、電力サービス事業者の双方に向けた総合的なエネルギーマネジメントソリューションの提供を目指し、2017年のフランクフルトモーターショーで充電・給電を可能にする「Honda Power Manager Concept(パワーマネージャーコンセプト)」を発表した。このエネルギーマネジメント事業における最初のステップとして2020年の「Honda e」の発売に合わせ、単方向充電器を通じたソリューション事業を開始する。また、双方向充電器を通じたEVユーザーと電力サービス事業者の間で電気を融通しあう双方向のソリューション事業も2020年代前半に開始をする予定であると述べている。

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