三菱自動車は10月21日、新型「パジェロ」の開発において、鳥取砂丘月面実証フィールド「ルナテラス」(鳥取県鳥取市)で走行試験を実施したと発表した。
宇宙産業向け実証フィールドである同施設を活用し、自動車メーカーが市販車開発のための走行試験を実施するのは初となり、新型パジェロは月面環境を想定した砂地フィールドでの走行試験を通じて、三菱自動車独自の四輪制御技術を進化させ、ドライバーの思い通りの操縦性と優れた悪路走破性の実現を目指す。
新型パジェロは、さまざまな天候や路面において、誰もが安心・安全かつ快適
に、自信をもって運転を楽しめるクロスカントリーSUVを目指して開発。
砂地は、タイヤが空転したり車体が沈み込んだりしやすく、「走る」「曲がる」「止まる」というクルマの基本性能が厳しく問われる環境となっており、今回の走行試験では、発進、加速、旋回、登降坂といった走行シーンにおいて、駆動力配分や車両運動制御が狙い通りに機能しているか確認しながら最適化を実施し、力強く安心感のある悪路走破性を実現。
従来、砂地での走行試験や車両評価は中東やオーストラリアなど海外の砂漠地帯で実施しており、今回、ルナテラスの砂地走行試験に適したフィールド環境と、三菱自動車がこれまで砂漠での走行試験を通じて培ってきたノウハウを活用することで、国内での評価が実現。
また、国内のルナテラスを活用することで、試験車両の輸送にかかる期間や費
用を削減できる他、開発と評価のサイクルを短縮し、開発業務の効率化にも貢献。
三菱自動車は、今後もルナテラスを活用し、新型パジェロをはじめとするオフロード商品群の走りの魅力をさらに向上すると述べている。
