三菱自動車は9月2日、「パジェロ」のフルモデルチェンジを実施し、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール「崑崙」で行われた新型モデル発表会において世界初公開した。10月1日より予約注文の受付開始を予定している。
新型パジェロ発表会には、三菱自動車 代表執行役社長 兼 CEO 岸浦恵介 氏、商品戦略本部 チーフ・プロダクト・スペシャリスト 板垣邦俊 氏、デザイン本部 プログラム・デザイン・ダイレクター 吉峰典彦 氏の3名が登壇し、新型パジェロが担うビジネス戦略や商品コンセプト、デザインフィロソフィーなどについて説明した。
2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに、日本、オーストラリアに投入し、次年度以降、アセアン、中南米及び中東など世界約100カ国への順次展開を予定している。
1982年に初代モデルが登場したパジェロは、優れた悪路走破性と高い信頼性、乗用車並みの快適性を高次元で融合させたクロスカントリー4WD車として幅広い支持を獲得し、初代モデルから4代目モデルまでの累計生産台数は329万台超を記録する、170以上の国と地域で親しまれてきた三菱自動車
を代表するフラッグシップモデル。
今回のフルモデルチェンジでは、初代モデルから一貫して培ってきた、悪路走破性・信頼性[Confidence]、快適性と扱いやすさ[Comfort]を両立させるという商品思想を継承・進化しながら、今回新たにフラッグシップモデルにふさわしい上質さ[Prestige]を付加し、全方位での大幅進化が図られた。
<最大トルク480Nmを発揮する2.4リッターディーゼルエンジンと新開発8速ATを採用>
ワイドレンジのシングルVGターボを採用した、最大トルク480Nmを発揮する専用開発の2.4リッタークリーンディーゼルエンジンを搭載し、発進時から高速域まで力強くレスポンスの良い加速を実現。
また、新開発のスポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、スムーズで滑らかな変速フィールを実現。オンロードからオフロードまで、ドライバーの意のままに操れる気持ちの良い加速性能と優れた静粛性を両立。
さらに、世界中の過酷な環境で磨き上げてきた4WDシステム「SS4-Ⅱ」を継承しながら、新たに車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用し、優れた操縦性と安定性を実現。力強く扱いやすいクリーンディーゼルエンジン、高剛性のラダーフレーム、接地性に優れるサスペンションと相まって、オフロードでの優れた走破性、オンロードでの運転しやすい上質な乗り心地を実現。
加えて、各走行シーンに最適化したNORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCKの7つのドライブモードも設定している。
<“独創的進化”で存在感と上質感のある内外装を実現>
デザインでは、歴代モデルが築き上げてきたヘリテージを継承しつつ、4代目モデルの発売から20年を経た時代の変化を見据え、新たな時代にふさわしい独創的な進化を目指して開発。デザインコンセプト「グランドカリスマ-泰然自若-」のもと、細部に至るまで徹底した作り込みを行い、力強い存在感と上質感を実現。
外装では、 初代モデルから受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のある力強いプロポーションをベースに、パフォーマンスを表す力強いフェンダーや立体感あふれるボディへと進化。フロントフェイスは、日本の剣道に通じる内面の強さを表現しており、フロントグリルには、日本のものづくりの精巧さを表現する横桟タイプと、無駄のない機能美や高強度をイメージさせるハニカムタイプの2タイプを設定。
また、先進感あふれる特徴的なT字型のヘッドライトや、初代パジェロのロールバーから着想を得たCピラーを採用。リヤには歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフを採用するなど、パジェロらしさと先進性を両立する外観へと進化。
車体色には、アーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックの2色のテーマカラーを設定。アーマーカッパーメタリックは塊感のある重厚な金属を彷彿とさせるカラーであり、ボディの断面が厚く力強いプロポーションを強調。ファントムブルーメタリックは、ソリッド調のグレイッシュブルーをベースに光の当たり方によってゴールドのハイライトが浮かび上がる上質感のあるカラーで、先進性や、精緻さ、機能美を象徴。
内装では、初代モデルから受け継ぐ水平基調のインストルメントパネルを採用し、優れた機能性と上質な室内空間を両立。視認性に優れた2枚の14.3インチ大型ディスプレイで構成されるモノリスディスプレイには、パジェロ伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含む、直感的なグラフィックスを採用。
また、インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを採用することで立体感と上質感を表現。
内装色には、自然素材本来の色合いを追求するとともに、汚れの目立ちにくさにも配慮したキャメルをベースに、ブラックとの2トーンを採用し、高級感と機能美が際立つ上質な空間を演出。
<オンロードからオフロードまで考慮したボディサイズ>
街中での日常走行から大自然でのオフロード走行まで、あらゆるシーンで運転しやすく快適なクロスカントリーSUVとするため、ボディサイズを全長4,920㎜、全幅1,925㎜、全高1,910㎜3、前後トレッドを1,630㎜、ホイールベースを2,870㎜とした他、最低地上高は230㎜に設定し、優れたアプローチアングル(30.4度)、ランプブレークオーバーアングル(22.6度)、デパーチャーアングル(25.8度)を確保。
52:48と最適化した前後重量配分、高剛性で耐久性に優れるラダーフレーム、ストローク量が多く路面追従性に優れるサスペンションと合わせ、卓越した悪路走破性を実現。
<上質で快適な室内空間>
空間設計とシート配置を最適化した3列7名乗車のパッケージングにより、全席でゆとりある居住空間を確保。3列目シートまで作り込みを徹底するとともに、乗降性や静粛性、空調性能にも配慮し、ロングドライブでも快適に過ごせる上質な室内空間とした。
また、シート全体から自然な涼しさを感じられるシートベンチレーションや、前席から3列目まで快適な室内環境を提供する3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンも採用している。
<先進の予防安全技術、運転支援技術を採用>
予防安全技術においては、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者・自転車運転者・自動二輪車運転者検知付、交差点アシスト)、前方衝突予測警報[PFCW]、踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]などの予防安全技術を採用している他、緊急時車線維持支援機能[ELA]を初採用。さらに、交差点で左右から接近する車両を検知して注意喚起を行う前進時交差車両検知警報システム[FCTA]を搭載。
運転支援技術としては、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MIPILOT)」を搭載。レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能[LKA]の統合制御により、高速道路で車間距離と車線中央の維持を支援し、長距離移動時のドライバーの疲労軽減に貢献。
他にも、三菱自動車で初採用のSRSセンターエアバッグを含む8つのエアバッグを装備。


















