片山豊よもやま話-20
「オトッツァン、金持ちの子供みてぇだ」とケン坊が笑った。銀座服部時計店の高級時計展示会でブレゲを買ったという。「素敵なロレックス持っているのになぜブレゲを」と聞くと、「ピンバッジのオマケが欲しかったんだ」と…70万円も払 […]
続きを読む「オトッツァン、金持ちの子供みてぇだ」とケン坊が笑った。銀座服部時計店の高級時計展示会でブレゲを買ったという。「素敵なロレックス持っているのになぜブレゲを」と聞くと、「ピンバッジのオマケが欲しかったんだ」と…70万円も払 […]
続きを読む片山さんが、アトランタで大歓迎を受けてからしばらくたった1998年「オトッツァンが大変だぁ」と、ケン坊から電話があった。「マッド・マイクから電話でオトッツァンが自動車殿堂に入った」というのである。テキサスで印刷業を営むマ […]
続きを読む単なる荷物車だったダットサントラックだが、渡米した片山さんは、海岸でピックアップトラックで遊ぶ若者を見て、「楽しい運転ができればスポーツカーだよ」「見ろこいつはフロアシフトだ、楽しく遊んでくれ」と、難攻不落の米国市場の一 […]
続きを読む「オトッツァンの事務所の壁にZ旗が」とは、片山一家壱の子分・佐藤健司ことケン坊。Z旗とは万国船舶信号旗用アルファベット最後の一文字だが、日本では「興国の興廃この一戦にあり…」の名句で知られる旗じるし=強敵ロシア・バルチッ […]
続きを読むアメリカ人は基本大型車大好きだが、買えない階層もいる。で、中古車を買うがアメリカ車はアフターサービスが悪い…整備悪けりゃ燃費も悪化。で見直されたのが丈夫で燃費が良い日本車。その評判がフォルクスワーゲを上回るようになり51 […]
続きを読む片山さんが渡米した頃のクルマはダットサン110型/1ℓで、それが進化して210型/1.1ℓになっても、市内では問題ないが、フリーウェイは怖くて走れない…遅い、加速悪い、ブレーキ効かない。 そうこうしているうちに、ブルーバ […]
続きを読む片山さんは、アメリカでの市場調査報告をしながら、いよいよ本格的販売開始をと組織作りを始めたある日、自動車ショーで熱心にブルーバードを見る白人に声をかけると、後日会いたいという。 「私はルノー販売の総支配人だが日産車に興味 […]
続きを読むさて渡米した片山さん、アメリカでブルーバードなんて名はインパクトがない、ましてスポーツカーにフェアレディなんて女々しい名前は駄目。日本名は子音が多すぎる。爆発音が多い母音でと考えたら「ダットサンがあるじゃないか」で、米国 […]
続きを読む日産から辞令を受けた片山さんは、1960年/昭和35年3月に渡米した。当時のアメリカ人は日本車などに興味がなく、売るに売れないので、トヨタの米国法人は休眠状態だった。「トヨペットという名前を米国人はトイペットと覚えて印象 […]
続きを読む日産というより片山さんの豪州ラリー挑戦は、ダットサン210型2台。昔から世界では競争自動車のドライバーは紳士で尊敬の対象。そこでオトッツァンは参加ドライバーに教養・マナーが身についており、競技経験もあるSCCJ会員をと考 […]
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