●プラグインハイブリッド
プラグインハイブリッドは、メーカーによってPHVやPHEVと呼称が異なるが、コンセントから差込プラグを用いて直接バッテリーに充電可能で、燃料走行との併用で従来の内燃機関車と同等の使い勝手を実現している点は同じだ。バッテリーで走行可能な範囲でEVとして走行可能で、現状は国産車より輸入車で普及が進んでいる。
■トヨタ
・プリウスPHV
3代目プリウスをベースに、2012年から市販化。2017年には4代目をベースとした新型車が登場し、専用デザインや量産車では世界初となるソーラー充電システムも採用する。なお、トヨタはまもなくRAV4 PHVの発売も予定している。
■ホンダ
・クラリティPHEV
ホンダ初のFCVであるクラリティをベースに2018年に登場。2モーターハイブリッドシステムにバッテリーを組み合わせ、EV走行距離(充電電力使用時走行距離)は114.6kmを実現する。
■三菱自動車
・アウトランダーPHEV
ミドルサイズSUVのアウトランダーをベースに、2013年にデビュー。世界50か国以上で販売されており、また欧州ではプラグインハイブリッドカテゴリーの中で、2015年から4年連続で販売トップを達成。グローバル累計で20万台を販売する世界で一番売れているプラグインハイブリッドカーだ。
■フォルクスワーゲン
・ゴルフGTE
フォルクスワーゲンブランド初のプラグインハイブリッド車。スポーツモデル「ゴルフGTI」の系譜を受け継ぐ車であることを示しているという。スポーティな走りが可能になるGTEモードでは、0-100km/h加速を7.6秒で走り切る実力を見せる。
■BMW
・225xe
・330e
・530e
・740e
・745e
・745Le
・X3 30e
・X5 45e
・i8
現在国内で買えるプラグインハイブリッド車を最も多くラインナップしているのがBMW。SUVやMPVだけでなく、セダンは主力の3シリーズからフラッグシップの7シリーズまで幅広く揃えている。

■ポルシェ
・カイエン
・カイエンクーペ
・パナメーラ
・パナメーラスポーツツーリスモ
ラグジュアリーSUVの中で確かな地位を築くカイエンと、スポーツサルーンのパナメーラに設定。ターボモデルは、4.0L V8ツインターボ+電気モーターの組み合わせ、最高出力550PSを発生するV8に136psを発生する電気モーターが加わったシステム出力は、680ps/900Nmという圧倒的なスペックを実現する。
■ボルボ
・V60
・V90
・XC60
・XC90
ボルボはフラッグシップの90、ミドルクラスの60のステーションワゴンとSUVに設定。T8 Twin Engineは最高出力318PSのエンジンと、同87PSの電気モーターを組み合わせ、パワーと低燃費の両立を実現している。

■MINI
・クロスオーバー S E
MINI唯一のプラグインハイブリッド。独特かつ唯一無二のスタイルはそのままに、満充電時は42.4km(JC08モード)バッテリーのみで走行が可能だ。
■メルセデス・ベンツ
・Cクラス
・Eクラス
・Sクラス
BMWに比べて設定車種は少ないが、Eクラスには現在日本で唯一となるディーゼルエンジンベースのプラグインハイブリッドモデルが設定されている。システム全体で最高出力306PSと最大トルク700Nmを発生。モーターのみの航続距離50kmを実現する。
