スズキは11月29日、再生可能エネルギーの活用拡大の取り組みとして、スズキ部品センター神戸(兵庫県神戸市西区)において、オンサイトPPAによる再生可能エネルギー由来の電力利用を11月20日より開始したと発表した。同社においてオンサイトPPAの導入は初となる。
オンサイトPPAとは、Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略で、発電事業者が、需要家の敷地内に太陽光発電設備を発電事業者の費用により設置し、所有・維持管理をした上で、発電設備から発電された電気を需要家に供給する仕組み。
今回の太陽光パネル容量は249.6kWで、スズキ部品センター神戸および同敷地内のスズキ自販兵庫の店舗にて、発電された電力を年間で合計141,890kWh使用する見込みとなっている。同取り組みにより、使用電力の約51%が再生可能エネルギー由来の電力に置き換わり、年間約60トンのCO2排出削減が見込まれるという。
スズキでは、政府が掲げる達成目標時期に基づき、2050年のカーボンニュートラルの達成を目指しており、今後も再生可能エネルギーの活用拡大の取り組みの一つとしてPPAの導入を計画し、CO2排出量の削減を目指すとしている。