ホンダは9月12日、「シビック」のマイナーチェンジを実施し、9月13日より発売すると発表した。
2021年に発売した11代目シビックは、同社のクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げ、親しみやすさと特別な存在感をあわせ持つことで、乗る人すべてが「爽快」になることを目指して開発されたモデル。
今回のマイナーチェンジでは、低重心・水平基調でシンプルかつ流れるようなクーペイメージのプロポーションはそのままに、フロントバンパーデザインをよりシャープで精悍なデザインに変更するとともに、軽快かつ意のままに操る喜びの提供を目指した新グレード「RS」をガソリンモデルに設定した。
ラインナップは、2モーターハイブリッドシステムを搭載したe:HEVモデルとガソリンモデルの2タイプを設定。
e:HEVモデルでは、スポーティーな走りと優れた燃費を両立させる、2.0リッター直噴エンジンとハイブリッドユニットを組み合わせたスポーツe:HEVを搭載。優れた加速フィールと走行性能を実現。
ガソリンモデルでは、全タイプに1.5リッター直噴VTEC TURBOエンジンを搭載。アクセルを踏み込んだ瞬間から力強く加速する応答性、低速域から高速域までトルクフルなパフォーマンスを発揮する。
さらに、Googleを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレイを採用している他、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。
<マイナーチェンジでの主な変更点>
◆e:HEVモデル
- 従来モノグレードだったe:HEVモデルを、e:HEV LXとe:HEV EXの2グレード設定に変更。
- 内装には、ハイブリッドの静かで滑らかな走りを想起させる、より明るく軽快な印象のグレー内装を追加。
- 18インチのアルミホイールには、シャークグレーメタリック、マット切削の新規デザインを採用。
- e:HEV EXでは、電動パノラミックサンルーフを標準装備。開放感をさらに高めるとともに、電動式チルトアップ機構による優れた換気性能がキャビン内の快適性を向上。
◆ガソリンモデル
- LX/EX(CVT)に加え、クルマを意のままに操る喜びを気軽に体験いただくことを目指した新グレードRS(6速MTのみ)を新たに設定。心高ぶる、走りの質にさらにこだわった新グレード。
<「RSグレード」詳細>
- ブラック加飾されたヘッドライトリング、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナ、エキパイフィニッシャー、ホイールナットを装着し、さらに車両前後にRSエンブレムを付けることでスポーティーさを強調。
- 減速操作に合わせてエンジン回転数を自動で制御し、スムーズなマニュアル運転操作をサポートするレブマッチシステムを採用。また、慣性モーメントを30%低減したシングルマス軽量フライホイールを採用することで素早い回転落ちを実現。
- 荒れた路面でも車体の揺れを抑制する、徹底的に性能を突き詰めた専用のサスペンションを採用。
- フロントディスクローターに大径化したRS専用ブレーキを採用。
- 4つのドライブモードスイッチ(NORMAL/SPORT/ECON/INDIVIDUAL)や、RS専用のウエルカムアニメーションが入った液晶メーター等、充実の機能を採用。
【希望小売価格】344万8500円~430万7600円