静岡トヨタ×トイファクトリー、キャンピングカー「Lumilie」販売開始 -

静岡トヨタ（本社：静岡市駿河区、太田勝之社長）とキャンピングカービルダーのトイファクトリー（本社：岐阜県可児市、藤井昭文代表）がコラボレーションして誕生したキャンピングカーブランド「Lumilie（ルミリエ）」が、4月よりオリジナルモデルの販売を開始した。

ブランド名称のルミリエは、仏語の「Lumière（光）」と「Brillante（鮮やかに輝く）」に由来。「ルミリエのある暮らしで、人生を鮮やかに、そしてより光輝くものになってほしい」とのテーマで名付けられた。

装備が充実したバンコン2車種をラインアップ

ルミリエブランドがラインアップするモデルは、トヨタ・ハイエースをベースに架装を施したバンコン（バンコンバージョン）タイプが2車種と、自由にカスタマイズできるシェルフユニットをハイエースに搭載した「ルミリエハコハコ」を加えた全3車種となっている。

ハイエースをベースにした「ルミリエハコハコ」

バンコンの「ルミリエバーデン」と「ルミリエトイズボックス540」は、トイファクトリーが販売している同名車種の特別仕様とも言えるモデルで、利便性の高い装備や機能が標準で備わっている点が特徴となっている。特に夏季・冬季に欠かせない室内冷暖房や電気・充電関係設備はほぼ揃っている。

ハイクラスのバンコン「ルミリエバーデン」の室内

キャンピングカー購入時、オプションで揃えた方がいい装備や車載機器類の判断は、実際にキャンピングカーを使用してみないと分からない場合も多い。その点ルミリエは、装着率の高い人気の装備がセットになっているため、初めてキャンピングカーを購入する際に安心して選べるのも魅力のひとつだ。

利便性の高い100Vのスマートグリッド。バンコン2モデルに標準装備

「ルミリエバーデン」は、乗車定員7名、就寝人数4名の贅沢な旅を想定したハイクラスのバンコンで、価格は945万9000円〜（税込）。最大級のトランクスペースを持つ、趣味・レジャーのための遊びのクルマ、「ルミリエトイズボックス540」は乗車定員5名、就寝人数5名で、価格は707万6000円〜（税込）となっている。

「ルミリエトイズボックス540」の室内。夏の車中泊には欠かせない家庭用インバーターエアコンも標準装備

バンコンの2車種は、4月2日に新規移転オープンした「静岡トヨタ袋井インター店」の専売、「ルミリエハコハコ」は静岡トヨタ全店舗での取り扱いとなっている。袋井インター店には、トイファクトリー認定のルミリエ専任スタッフも常駐するので、問い合わせなどにも気軽に対応できる安心の体制が整っている。

トイファクトリー正規販売店にもなっている「袋井インター店」

トイファクトリー藤井代表を招いたトークイベント開催

袋井インター店では4月17日、新規移転オープンとルミリエの誕生を記念し、ゲストにトイファクトリーの藤井代表、MCにラジオパーソナリティとして活躍する鉄崎幹人さん、司会・進行に大槻有沙さん、そして袋井インター店のトイファクトリー認定ルミリエ専任スタッフ・森裕計さんも参加した特別イベントが行われた。

左から、司会の大槻さん、鉄崎さん、藤井代表、ルミリエ専任スタッフの森さんによるトークショーの模様

トークショーでは、トイファクトリーのものづくりの原点やこだわりをはじめ、コラボレーションの経緯なども紹介された。

「自然の中で体験する車中泊は、夏は暑いし、冬は皆さんが想像する以上に寒い。その改善をしていこうとしたのがトイファクトリーの始まりと言ってもいい」と藤井代表。同社のキャンピングカーは“断熱”に対する並々ならぬこだわりを持つことでも知られており、スタッフを含めて、自身がキャンピングカーに乗っているからこそ経験した課題を一つひとつ改善してきたことで、現在のバンコントップセラーとなった経緯が語られた。

岐阜本社からキャンピングカーに乗って駆けつけた藤井代表

また、ルミリエ誕生について袋井インター店の森さんは、「トヨタ車の全車種販売がスタートし、新たにラインアップに加わったハイエースの販売戦略として、他社との差別化、競争力を高めて行くためにも、キャンピングカーを視野に入れて検討を進めていた」と説明。その過程で、トイファクトリーのものづくりの姿勢に共感し、今回のルミリエ誕生に繋がったと語っていた。

専売店である袋井インター店は、東名高速道路・袋井IC乗降口すぐそばに立地。約80台の中古車展示場を併設する大型店舗で、同店は県内初のトイファクトリー正規販売店にもなっている。