トヨタ、新型「ノア/ヴォクシー」を発売

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トヨタは、「ノア」ならびに「ヴォクシー」をフルモデルチェンジし、1月13日(木)より発売した。価格(消費税込)は、「ノア」267万円~389万円、「ヴォクシー」309万円~396万円。

2001年11月に発売した「ノア」と「ヴォクシー」は、乗り降りしやすいスライドドア、多くの人や荷物を乗せられる広く快適な室内空間など、ミニバンならではのうれしさを徹底して追求したコンパクトキャブワゴン。

【進化した「パッケージング」と「使い勝手」】

今回のフルモデルチェンジでは、みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして開発。クルマの骨格となるプラットフォームに、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。初代から受け継ぐ、優れた「パッケージング」と「使い勝手」の良さといったうれしさを一層深化した。

<パッケージ>

  • ボディ骨格の最適化によって、左右のCピラー間距離1,295mm(従来型比+75mm)を実現。室内高1,405mmと相まって、開放感ある室内空間を創出
  • 大容量104Lものスーパーラゲージボックス。高さのあるものやスーツケースなどの収納に便利な床下収納スペースを確保

<後席シート>

  • 7人乗り仕様車のセカンドシートには、キャプテンシートを採用。クラス初となるオットマン機構とシートヒーターに加え、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを装備。シートを一旦横にスライドさせることなく、ストレート超ロングスライド(スライド量745mm)を実現。快適性や利便性の良さも追求
  • 8人乗り仕様車のセカンドシートには、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用。7人乗り仕様車同様に超ロングスライド(スライド量705mm)を実現 ※パッケージオプションとして、手すり付きの専用2人掛けベンチシートタイプを設定。2列目左側に乗降スペースを確保することで、セカンドシートにチャイルドシートを設置してもサードシートへのアクセスが容易

<後席への乗降性>

  • パワースライドドア装着車に「ユニバーサルステップ」(助手席側)を設定。パワースライドドア開閉と合わせて“からくり”を使って機械的にドア下部からステップを展開・格納。ステップ高を200mmとし、乗降性を向上
  • ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備。グリップ最下端地上高を895mmとするとともに、グリップの太さも、大人を想定したアッパー部、小さな子供が使用するロア部に分けて最適化し掴みやすさにも配慮
  • パッケージオプションとして「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」を設定。キーを携帯している状態であれば、フロントドア下側に足を出し入れすることでスライドドアが自動で開閉。

<便利なバックドア機構>

  • バックドア開閉時、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」を世界初採用。バックドアを押すことで、“からくり”を使って任意の角度で停止可能とし使い勝手を向上。車両後方にスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れが容易。パワーバックドア装着車は、両サイドのリヤクォーターパネルにあるパワーバックドアスイッチで開閉操作が可能

【最新の先進装備を採用】

最新の先進装備を採用することでミニバンとしての魅力をさらに追求。

<トヨタセーフティセンス>

先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を、新型ノアならびにヴォクシーから搭載。対応する事故形態を一層拡大

  • 「プリクラッシュセーフティ」:車両、歩行者、自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減に寄与。事故割合が高い交差点での支援拡大
  • 「プロアクティブドライビングアシスト」(TOYOTA初搭載):運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートするほか、先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし頻繁な踏みかえ操作を軽減
  • 「レーンチェンジアシスト」:高速道路や自動車専用道路(一部を除く)での走行において、レーントレーシングアシスト制御中、ドライバーのウィンカー操作をきっかけに、レーンチェンジのための操舵ならびに車線変更先の車両監視をサポート
  • 「フロントクロストラフィックアラート」:交差点に進入する際など、左右から接近する車両を検知。車両が接近しているにもかかわらず、ドライバーが発進しようとした場合、表示とブザー音で注意喚起。さらに、カラーヘッドアップディスプレイでは、車両が近づいてくる方向をアニメーションで表示し、ドライバーが気づきやすい注意喚起を実施

※その他、パワースライドドア装着車に「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」を採用したほか、「プラスサポート」を設定(販売店装着オプション)した。

<トヨタチームメイト>

高度運転支援技術「トヨタチームメイト」のトヨタ初搭載の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」と、「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定。

<ソフトウェアアップデート>

無線通信または販売店での有線接続により、常に最新のソフトウェアに更新可能な「ソフトウェアアップデート」。購入後もクルマに新たな機能が追加されるとともに性能が向上。最新の運転支援技術を備えたより安全・安心なクルマへ進化

【ミニバンの王道をいく「ノア」と独創的な「ヴォクシー」】

ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」の2つのキーワードに、ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとしてデザインを実施。

<エクステリア>

歴代モデルで追求してきた、室内空間の最大化と力強いハコ(箱)らしさを継承深化。「堂々・躍動的な力強いハコ」スタイルを追求し、カスタマーの安心と所有する喜びを提供

◆「ノア」
  • シンプルながらも細部まで造り込み、上質かつロングラスティングなスタイルを追求。フロントは一括りの明解なアイコンと、外板色であしらった面勝ちのグリルや切れのあるランプグラフィックで、堂々かつモダンなスタイル
  • 「S-Z」「S-G」はエアロモデル。面勝ちのメッキグリルによって華やかかつ強い押し出し感を演出したフロントとワイド&ロースタンスのリヤとで、王道のエアロスタイルらしいアグレッシブさを表現

 

 

◆「ヴォクシー」
  • 先鋭かつ独創的なスタイルを追求。フロントは、ラウンディッシュな薄型アッパー部と分厚くスクエアなロア部の組み合わせによってコントラストの強い立体構成と個性的なグラフィックを実現。さらに、怪しく光る特徴的なフロント/リアランプによって夜でもその存在感を強調

 

 

新規開発色として、上質なブラックのグリッターブラックガラスフレーク、ダークで重厚感あるマッシブグレーを設定。ノアは全5色(「S-Z」「S-G」は全6色)、ヴォクシーは全6色を用意

<インテリア>

  • ブラックアウトしたスリムなフロントピラーや水平基調で低くワイドに構えたインストルメントパネル、ドアトリムに加え、アシストグリップやエアコン吹き出し口など機能的に配列したルーフ周りが、スッキリとした見晴らしの良い開放的空間を実現
  • インストルメントパネルは機能美と1クラス上の上質感を追求。金属調フレームにソフト素材を巻き付けた姿をイメージした独創的なスタイル
  • 開放的で広い室内空間を演出するブラックを基調とした内装色

【新世代シリーズパラレルハイブリッド採用など動的性能を追求】

<高剛性・軽量ボディ>

  • GA-Cプラットフォームを採用。軽量でありながらバランスの取れた高剛性ボディが、車高の高さを感じさせない上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現
  • 造りこんだ高剛性ボディに対して前後のサスペンションジオメトリーを最適化。フロントにマクファーソンストラット式を、リヤにはトーションビーム式を採用し、サスペンションのしなやかな動きと接地感あるフラットな走りを追求

<シリーズパラレルハイブリッド>

  • 1.8L直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE)を採用した新世代ハイブリッドシステムは、全ての電動モジュールを刷新。モーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化により、ミニバンにおいても心地よい加速と優れた燃費性能を高次元で両立
  • 最新のハイブリッド技術を継承した新型E-Fourを採用。モーター出力向上により4WD作動領域や後輪へのトルク配分を拡大。コーナリング中の前後輪トルク配分を最適に制御し、操縦安定性を高めたほか、後輪のトルクを上げたことで、降雪時や雨天時における登坂発進時の安心感も向上

Dynamic Force Engine2.0(M20A-FKS)+Direct Shift-CVT>

  • 2.0Lダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)にDirect Shift-CVTを組み合わせることで力強くダイレクトな走りと優れた燃費性能を両立
  • 4WD車には、発進時やタイヤスリップしやすい路面の走行時に、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDを採用

充実のT-Connectオプションサービス】

  • 高精細HDワイドディスプレイを搭載したディスプレイオーディオが、「コネクティッドナビ」にトヨタ初対応。車両に搭載された地図情報ではなく、センターから通信で取得した新しい情報(地図・施設・渋滞情報)で目的地検索・ルート設定が可能。音声認識サービス「エージェント」が目的地設定も実現。初度登録日から5年間は無料でサービス提供
  • クルマがWi-Fiスポットとなる「車内Wi-Fi」。トヨタ初採用。全車標準装備のDCMを通じ、データ通信容量無制限でスマートフォンやゲーム機などインターネットに接続可能

【ウェルキャブのラインアップを充実】

ウェルキャブ(福祉車両)では、車いす仕様車の大幅な商品強化に加え、型式指定自動車の設定を拡大するなど、ラインアップも充実した。

  • ウェルキャブ(福祉車両)では、以下の仕様を型式指定自動車として設定。持ち込み登録の手間が省け納車までの時間を短縮。また要望の高いハイブリッド車へも設定
  • 車いす仕様車は、従来型から好評の後輪エアサスペンションによる、ゆるやかなスロープ角度(9.5°)や前倒れ機能付き手動スロープに加え、乗車から固定までの一連の動作をシンプルにする新機構を採用し乗降性を大きく向上。また、架装部分の価格も見直しお客様負担を軽減
  • サイドリフトアップチルトシート装着車は、従来型の嬉しさをそのままに、ウェルジョインはユニバーサルステップを標準装備し、乗降性を向上
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