マセラティ、公式認定プログラム「マセラティ・クラシケ」を開始

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マセラティは12月23日(伊現地時間)、イベント「MMXX:Time to be Audacious」での発表を受け、「マセラティ・クラシケ」が正式に開始したと発表した。

「マセラティ・クラシケ」はマセラティのヘリテージを保護し、オリジナリティを促進することを目的とした部門。今回は、マセラティのカスタマーとコレクター専用の独自のサポートサービスに加え、真正性を証明するサービスを提供する。

1969年3月に製造された、シルバー・オートゥイユのカラーリングが施されたミストラル3700が、「マセラティ・クラシケ」で認定された最初のロードカーとなった。マセラティが保有するすべての歴史的アーカイブや資料と照合され、車両の徹底的な検証(300項目以上の点検を実施)を行い、公式認定が発行された。

公式認定プログラムは、専門技術者で構成された委員会が保証し、20年以上前に製造された車両のほか、MC12やクワトロポルテ・リミテッドエディションなど最近発売された特別モデルにも与えられほか、マセラティによる細かいリペアや定期点検のためのメンテナンスサービスに加え、カスタマーの要望に応じたカーケアサービスも含まれている。

 

 

さらに、同プログラムはコレクターやカスタマーの要望に応じて、車両の保存と、オリジナルにあわせた細部に至るまでのレストアをサポートするサービスも提供。クラシケ、ヤングタイマー、スペシャリティカーそれぞれに専用のサービスプランが用意され、メンテナンスやレストアのさまざまな段階においてフォローアップを実施する。

なお、クラシケ・プログラムは今後、主要なサポートサービスの導入を検討しており、「クラシケ」のスペアパーツ管理やレストア作業の支援およびサポートが含まれるマセラティ車体へのケアサービスを予定している(2022 年以降を予定)。すでに廃番となった補修部品のオリジナルの設計から取得した指示項目に従った製造のプロセスでは、外観を変えずに構成部品の信頼性と機能性を向上させるための最善の技術が使用されている。

「マセラティ・クラシケ」のウェブサイト(英語のみ)では、プログラムの詳細を確認することができるほか、同ページにあるフォームから同プログラムに関する質問や問い合わせをした場合、本社マセラティ・クラシケの専門の担当者が返答する(日本正規ディーラーを介した申込みやサポートは現段階では未定)。

また、「マセラティ・クラシケ」の導入に合わせ、マセラティの伝統的なブランドコンセプトを支持するファンのために、新たな「カプセル・コレクション」も用意。スタイルに伝統を組み合わせた同コレクションには、男性用、女性用、子供用のアパレルグッズがある。デザインは細部にまでこだわり、マセラティ・クラシケの特徴と伝統的なカラーを反映したカスタマイズを行っている。

 

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