ジープ「グランドチェロキー」を10年ぶりにフルモデルチェンジ、3列シート「グランドチェロキー L」を新たに設定

all 自動車 新車情報

FCAジャパンは12月13日、ジープのフラッグシップSUV「グランドチェロキー」を10年ぶりにフルモデルチェンジし、2022年2月19日(土)より、全国のジープ正規ディーラーを通じて販売すると発表した。価格(消費税込)は788万円から999万円。

 

 

【3列シートを備えた「グランドチェロキーL」を新たに設定】

今回のフルモデルチェンジでは、同モデルで初めて3列シートを備えた「グランドチェロキー L」を新たに設定。日本導入は「Limited(リミテッド)」と「Summit Reserve(サミット リザーブ)の2グレード構成で、乗車定員はリミテッドが7名、サミット リザーブが6名となる。パワートレインには、いずれも3.6ℓV型6気筒エンジンに、8速オートマチックトランスミッションを組み合わせている。

【元祖ラグジュアリーSUV「ワゴニア」にインスピレーションを受けたエクステリア】

新型グランドチェロキー Lは、1963年に誕生したラグジュアリーSUVの草分け、「ワゴニア」にインスピレーションを受けたエクステリアを採用している。4WD車の高い走破性と乗用車らしいデザインおよび快適性を融合したワゴニアは、そのコンセプトが多く評価され、自動車史に名を刻む名作となった。グランドチェロキー Lはそのワゴニアから優雅なロングノーズ・プロポーションや広いキャビン、特徴的な逆スラントノーズを受け継ぎ、最新のデザインアプローチにより、モダンでスタイリッシュなプロポーションに仕上げられている。

フロントエアインテークには、パワートレインの冷却状況に応じて開口部のフラップを自動制御するアクティブグリルシャッターを新たに採用し、実用燃費を向上。また、フルサイズSUVでありながら、アプローチアングルをはじめとする対地障害角を十分に確保し、ラグジュアリーSUVの佇まいと優れたオフロード走破性を両立している。

 

 

【上質感を追求したインテリア】

インテリアはグランドチェロキー Lならではの世界観を創り上げるため、一から作り上げられた。インストルメントパネルは水平基調で横方向の広がりが強調されると共に、厳選された上質なマテリアルを重ね合わせたレイヤー状レイアウトにより、上質感を演出。中心部には10.1インチのデジタルタッチスクリーンが配置され、モダンかつ使い勝手に優れたインターフェイスを実現している。

インフォテインメントシステムには、第5世代のUconnect® オーディオシステムを採用。全車アイシン製ナビゲーションシステムを搭載し、Apple CarPlayならびにAndroid Autoに対応するほか、予め登録した最多5名分のユーザープロファイルが登録可能となっている。

 

 

【多彩な新機能によりワンランク上の快適性を実現】

オートマチックのコントローラーには、ジープ初となるロータリーシフトを採用。回転式の金属製シフトコントローラーにより操作性が向上しており、ギアが切り替わったことが指先に伝わるフィードバック機能により、直感的な操作を可能としている。またロータリーシフトの両脇には、路面状況に合わせて車両設定を切り替えられるセレクテレイン、ならびに車高調整機能といった走行性能に関わる機能が集約されている。

ほかにも、乗員の快適性を高める装備として、3ゾーンまたは4ゾーン温度調整機能付オートエアコンディショナーやアンビエントLEDインテリアランプ、パワーリフトゲート、115V アクセサリー電源アウトレットなどを標準装備。サミット リザーブではさらに、フロント16ウェイパワーシート、フロントマッサージ機能、McIntoshプレミアムサウンドシステム、置くだけでスマートフォンの充電ができるワイヤレスチャージングパッド、ハンズフリーパワーリフトゲートなどを装備している。

運転支援機能には、車両周辺の障害物をモニター上で確認できるサラウンドビューカメラ、ヘッドアップディスプレイ、後席の乗員や荷物の有無に関わらず後方視界を確保できるデジタルリアビュールームミラー(サミット リザーブ)、車線中央を維持した走行をサポートするアクティブドライビングアシスト(サミット リザーブ)、インターセクションコリジョンアシスト(交差点衝突回避支援機能/リミテッド)といった、初採用の機能を含め多彩な先進装備を採用している。

ボディカラーは、ダイアモンドブラッククリスタルP/C、ヴェルヴェットレッドP/C、バルティックグレーメタリックC/C、ブライトホワイトC/Cの4色を設。サミット リザーブのみ、バルティックグレーメタリックC/Cを選択した場合、ルーフがブラック仕上げとなる。

Tagged