ホンダ、「PRIDE指標2021」において最高ランクの「ゴールド」を2年連続受賞

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ホンダは11月11日、任意団体「work with Pride(以下「wwP」)」が定めた日本の職場におけるLGBTなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標2021」において、最高ランクのゴールドを2年連続で受賞したと発表した。

「PRID指標」とは、wwPが企業・団体などの枠組みを超えてLGBTが働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的に2016年に日本で初めて策定した指標。「LGBTの人々が誇りを持って働ける職場の実現」という想いを込めて命名された「PRIDE」の各文字に合わせた[①Policy(行動宣言)②Representation(当事者コミュニティ)③ Inspiration(啓発活動)④Development(人事制度・プログラム)⑤Engagement/Empowerment (社会貢献・渉外活動)]の5つの指標の総合点に応じてゴールド・シルバー・ブロンズの3段階で評価・表彰している。PRIDE指標2021では、5指標のうち①③④について、加点方法の見直しが行われた。

同社は、「Honda Philosophy」の基本理念である「人間尊重」に基づき、人材多様性のありたき姿を「多様な属性・価値観を持つ“個”が活き活きと輝くことで企業総合力を最大発揮すること」と定義し、全従業員を対象に人材多様性の取り組みを推進。セクシュアル・マイノリティに関する取り組みとして、性自認・性的指向・価値観などの多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮できる環境づくりに向けて積極的に取り組んでいる。全従業員が性の多様性を理解し受容する風土の醸成と、セクシュアル・マイノリティのバックグラウンドをもつ従業員に向けた制度・環境面の整備を着実に継続したことが評価され、2年連続のゴールド受賞となった。

【ホンダのセクシュアル・マイノリティに関する取り組み】

<意識・風土醸成>

  • 「LGBT Eラーニング」を2020年度の管理職に加え、一般従業員にも実施予定。Eラーニング受講済の管理職の希望者にはアライ(LGBTを理解し、自分でできることは何かを考えて行動する理解者・支援者のこと)ステッカーを配布
  • LGBT相談窓口(専用電話・メール)を社内に設置
  • 全従業員を対象に「LGBTアライセミナー」への参加を募集し、受講者のうち希望者へアライステッカーを配布
  • ホームページ内や社内ポータルサイトにLGBTに関する取り組みを掲載

<制度・環境整備>

  • 人事/福利厚生制度(慶弔金・休暇・社宅等)を配偶者と同様の関係にある同性パートナーへも適用
  • 多様な人材に配慮した「ワーキングネーム」を使用開始予定
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