いすゞ、藤沢市より救助工作車を寄贈 「いすゞプラザ」で特別展示

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いすゞ自動車は11月10日、藤沢市(神奈川県藤沢市、市長:鈴木恒夫)より本年3月に藤沢市消防局にて運用を終えた救助工作車を寄贈され、「いすゞプラザ」において11月11日(木)から11月27日(土)まで同車の特別展示を実施すると発表した。なお同日、同社の企業ミュージアム「いすゞプラザ」にて寄贈式典が行われ、藤沢市鈴木市長出席のもと、救助工作車のレプリカキーの贈呈が行われた。

寄贈された救助工作車は、2009年7月に藤沢市消防局・高度救助隊の発足に合わせて配備され、約15年にわたり、東日本大震災をはじめとする地震、洪水、土砂などの災害時や交通事故、火災などの、あらゆる人命救助活動の場面で活躍した。

救助工作車は、被災地での悪路走破性と機動力に優れた「いすゞフォワード」高床4WDのシャシをベースに、約100種類以上の救助器具を格納できる搭載スペースと、救助活動に必要な装備の装着を迅速に行える広い室内空間を確保している。また、車などを牽引するためのウインチや重量物を吊り上げるクレーン、夜間の救助作業を支援する伸縮式大型照明などを装備している。

【「救助工作車」車両概要】

  • 型式:PJ-FTS34H4
  • エンジン:6HK1
  • 乗車定員:6名
  • 車両寸法:全長 856cm×全高 333cm×全幅 250cm
  • 車両総重量:13510kg
  • 主要装備:クレーン、ウインチ、伸縮式大型照明等搭載
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