第1734回・トヨタコミュニティコンサート、丸の内交響楽団・第27回定期演奏会の模様

誰もが音楽を楽しめる「トヨタコミュニティコンサート・丸の内交響楽団演奏会」

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SDGsを通して、誰もが楽しめる演奏会に

丸の内交響楽団が主催する「第1734回・トヨタコミュニティコンサート(TCC)、丸の内交響楽団・第27回定期演奏会」が、10月23日に「すみだトリフォニーホール」(東京都墨田区)で開催された。

TCCは、トヨタ自動車と全国のトヨタ販売店グループが日本アマチュアオーケストラ連盟と連携し、地元のアマチュアオーケストラの活動を応援する目的で開催しているコンサート。1981年、「音楽を通した地域貢献」をテーマに第1回を開催して以来、本年度で40年続く息の長い活動でもある。

今年度はSDGsの観点から、誰もが受け入れられる社会を目指し、全ての方に音楽を楽しんでもらうための取り組みをスタート。障がい者や未就学児等の座席環境の配慮や整備、再生紙を使ったプログラムも視覚障がい者向けの点字プログラムを用意。今回の演奏会も“全ての方への優しさ”がテーマとなっていた。

コンサートの模様

TCC・丸の内交響楽団演奏会

指揮者に和田一樹氏、ヴァイオリン奏者に渡邉みな子氏を招待

多くの来場者でほぼ満席となった演奏会では、指揮者に国内外で活躍する和田一樹氏を招き、R. ワーグナーを代表する楽劇から“「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より第一幕への前奏曲”の演奏で開幕。続くJ. シベリウス“ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47”からは、東京フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者・渡邉みな子氏が出演し、ソロパートから始まる冒頭から最後まで美しいヴァイオリンの調べを披露した。

そしてP. I. チャイコフスキー“交響曲第5番 ホ短調 作品64”へと続き、フィナーレとともに客席からは盛大な拍手が送られた。

演奏後、タッチをするヴァイオリン奏者・渡邉みな子氏と指揮者・和田一樹氏

ヴァイオリン奏者・渡邉みな子氏(左)と指揮者・和田一樹氏

今回の丸の内交響楽団の演奏会は東京都開催ということもあり、トヨタモビリティ東京が協賛。今後も全国で各地のトヨタ販売店グループが協賛するTCCの開催が予定されており、11月は山形、岩手、12月は千葉、愛知、そして西東京での公演が決定している。

また、交通事故死傷者ゼロの実現に向けた活動もTCCを通して行なっており、来場者には靴に貼ることができる反射材のステッカー配布も行なっていた。この反射材は夜間、クルマのヘッドライトに反射し、運転手からの視認性を高めるもの。会場エントランスにも専用コーナーが設けられ、来場者が関心を寄せている姿が見られた。

交通事故死傷者ゼロの実現に向けた活動のコーナーに関心を寄せる来場者

反射板と夜間のハイビーム活用を呼びかけるコーナー


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