いすゞ、「ギガ」3万8000台をリコール ターボチャージャ給油パイプに不具合

all 業界ニュース

いすゞは10月28日、「ギガ」の原動機(ターボチャージャ給油パイプ)に不具合があるとして38,000台のリコールを国土交通省に届け出た。 対象となる製作期間の範囲は平成22527日~平成29年331日。

不具合の部位は原動機(ターボチャージャ給油パイプ)で、大型トラック用エンジンにおいて、ターボチャージャのタービンインペラの二次共振時の最大応力部に微小空孔が存在した場合に、微小空孔を起点とした疲労破壊によりタービンインペラが破損して異音、白煙排出、出力不足等が発生し、エンジン警告灯が点灯することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ターボチャージャに異常振動が発生し、ターボチャージャ給油パイプが疲労により亀裂してオイルが漏れ、高温部に付着して火災に至るおそれがある。改善措置は全車両で、給油パイプ、給水パイプおよびパイプ固定用ブラケットを対策品に交換する。なお、上記原因によりタービンインペラが破損した場合には、ターボチャージャを無償で交換する。

不具合274件、火災事故17件が発生している。

Tagged