ボルボ、新型「C40リチャージ」を皮切りにEV全車でレザーフリーを推進 動物福祉の一環

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ボルボ・カーズは9月24日、動物福祉の一環として、新型「C40 リチャージ」を皮切りに、すべての新型電気自動車においてレザー(本革)を使用しない“レザーフリー”を推進すると発表した。

 

 

 同社では、今後数年間で完全に新しい電気自動車ファミリーの立ち上げを予定しており、2030年までには電気自動車のみを提供し、そのすべてにおいてレザーフリーを実現することを目指している。また、完全なレザーフリー化の一環として、現在自動車業界で広く使用されている多くの素材について、高品質かつ持続可能な調達先を見つけることに積極的に取り組んでいる。

さらに、2040年までに完全な循環型ビジネスになることを目指し、2025年までに同社の新車に使用される素材の25%をリサイクルおよびバイオベースの材料で構成することを目標としているほか、気候変動対策の一環として、2025年までに材料メーカーを含むすべてのサプライヤーが100%再生可能エネルギーを使用することを目標としている。

人間活動による世界の温室効果ガス排出量の約14%を家畜が占めていると言われており、その大部分は畜産によるもので、森林破壊をはじめとする畜産による環境への悪影響への懸念もあり、ボルボ・カーズは、レザーを使用しないインテリアへの移行を推進し、革製のインテリア・オプションの代わりにバイオベースやリサイクルソースから作られた高品質なサステイナブル素材などの代替品を提供するのに加え、プラスチック、ゴム、潤滑剤、接着剤などの材料の一部として、あるいは材料の製造や処理におけるプロセスケミカルとして、一般的に使用されている家畜生産からの副産物の使用を減らすことにも取り組んでいくと述べている。

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