日野自動車は9月17日、中型バス「日野メルファ」を改良し、安全装備を大幅に拡充して10月1日に発売すると発表した。
今回の改良では、PCS、VSC、ドライバー異常時対応システム(EDSS)といった安全装備を標準装備したほか、車両稼働情報をベースにカスタマーのビジネスを支援するICTサービス「HINO CONNECT」に対応している。
【主な特徴】
- PCS(プリクラッシュセーフティシステム):万一衝突の可能性がある場合には警報ブザーとディスプレイ表示で警告を発し、ブレーキを踏まない場合には減速して衝突回避の支援を行うシステム。
- VSC(車両安定制御システム):カーブでの車線からのはみ出し(ドリフトアウト)や横転、滑りやすい路面でのスリップやスピンなどの抑制に寄与するため、警報音、エンジン出力制御、ブレーキングにより、ドライバーの危険回避操作をサポートする。
- 車線逸脱警報:走行車線からの逸脱を画像センサーがとらえ、警報によってドライバーに注意を喚起。接触事故などの未然防止に貢献する。
- ドライバー異常時対応システム(EDSS):車両走行中、乗務員に異常が発生した際に、運転席もしくは車内の非常ブレーキスイッチを押すことで徐々に減速し車両を停止させる。
- オートヘッドランプ:周囲が暗くなると自動的に点灯し、夜間の視認性を向上。
- ICTサービス「HINO CONNECT」:通信端末を標準搭載し、車両稼働情報をベースにカスタマーのビジネスを支援する「HINO CONNECT」に対応。車両1台1台を最適な状態に保つためのサービスを提供する。