トヨタモビリティ東京(関島誠一社長)は8月25日、東京消防庁西東京消防署(市川和浩署長)と「災害時における給電車両貸与に関する協定」を締結した。これまで、複数の自治体と同協定を締結してきたが、消防署との協定は初めて。
この協定は、大規模災害により西東京市内で停電等が発生した場合、同社が提供する給電車両から消防署の無線機や携帯電話、防災設備等災害対応業務における電力を供給する。また平時は、地域の防災訓練やイベントなどにも出動協力することになっている。西東京市内5カ所の同社店舗には、計11台の給電車両が配備されており(2021年8月現在)、要請に応じてこの中から貸与可能な車両を無償提供する。
協定締結式では、西東京消防署市川署長と同地区担当の小泉順一エリア統括部長が協定書を取り交わし、市川署長から「協定締結を契機にさらに連携を深め『安心・安全なまちづくり』への協力をお願いしたい」と同社への期待を述べた。
同社は、今回の協定締結を機に行政や消防署などと連携し、給電車両を活用した環境に優しく災害に強い、持続可能なまちづくりを推進し、SDGs達成に貢献していく考えだ。
※メイン写真は、協定書を手にする西東京消防署市川署長(右)と、同社トヨタ第11エリア統括部小泉部長