完売していたボルボ「S90」、要望多数により9月1日から受注生産販売開始

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ボルボ・カー・ジャパンは8月19日、「S90」の受注生産による販売を9月1日より開始すると発表した。価格(消費税込)は894万円。

 

 

「S90」は安全性を飛躍的に向上させ、電動化や高度な運転支援技術の搭載まで見据えた「スケーラブル・プロダクトアーキテクチャー(SPA)」プラットフォームにより開発され、T字型のトールハンマーヘッドライトを象徴とするボルボの新デザインが採用されたモデル。当初は500台の限定販売とし、完売とともに日本での販売を終了していたが、カスタマーから販売再開を望む声が多く寄せられたことから、今回「S90」が仕様変更した機会に受注生産による販売を開始することを決定した。

今回新たに販売を開始するのは、仕様変更を実施した48Vハイブリッド搭載モデル「S90 B6 AWD Inscription」の1グレードのみとなる。

なお、「S90」の生産は「S90」のグローバル生産拠点である中国の大慶工場で行われ、欧州、北米、アジアなど全仕向け地に向けて輸出される。   

【「S90」仕様変更の概要】

今回の仕様変更では内外装のデザインと装備の一部を変更した。

<エクステリア>

フロント・グリル、フロント・バンパー、リアバンパー、アルミホイールに新デザインを採用し、リアランプのデザインが変更され、リアウィンカーがシーケンシャルタイプとなった。

<インテリア>

新インフォテイメントシステムや、テレマティクスサービスが導入されたほか、「CleanZone – アドバンスト・エア・クオリティ・システム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付)」、「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」も標準装備している。また、オプションのB&Wプレミアムサウンド・オーディオシステムがアップグレードされ、音場再現性が更に向上し、新たに“Jazz Club”モードが追加採用された。

<パワートレーン>

2リッター4気筒直噴ターボに電動スーパーチャージャー、48Vハイブリッドを搭載したB6パワートレーンを採用。Drive-E (ドライブイー)の 第3世代となるガソリンエンジンは、48V電源を利用した電動スーパーチャージャーによる高効率と優れたレスポンス、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)によるハイブリッドシステムを搭載し、300psの優れた出力特性と高い環境性能、ノイズの大幅な低減による高い走行性能を実現した。

<充実の先進安全および運転支援機能を全車標準装備>

先進の安全・運転支援機能「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」、「インターセクションサポート(右折時対向車検知機能)」などを備える「CitySafety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)」をはじめ、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」、「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」、「ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)」、「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」などを全車に標準装備した。 また、今回新たに「先行車発進告知機能」と「リア衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム」が設定された。

<新車一般保証5年が適用>

ボルボの新車一般保証は国内販売車種すべて5年間走行距離無制限となる。

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