究極のラグジュアリーSUV「メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC」を発表

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メルセデス・ベンツ日本は7月1日、メルセデス・マイバッハブランドから「メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC」を発表した。同モデルはメルセデス最大のSUVである「GLS」をベースに、メルセデス・マイバッハとしてふさわしい改良を施し、究極のラグジュアリーSUVとしたもの。ステアリングは左のみで、価格は2729万万円となっている。

 

【スタイリッシュで力強いエクステリアデザイン】

フロントにメルセデス・ベンツのSUVで唯一、伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用。フロントグリルは縦方向のピンストライプをモチーフとしており、フロントグリルを取り囲むクロームの上部中央には「MAYBACH」の文字が刻まれている。フロントエプロンには、エンジンルーム内の冷却機能も備えた、クローム処理が施されたメッシュのエアインテークを装備している。サイドビューでは、後席空間の広さが外観からも想起できるクローム仕上げのBピラー、ハイグロスクローム仕上げのルーフレールを採用。また、Dピラーにはメルセデス・マイバッハのエンブレムをあしらっているほか、メルセデス・ベンツ社が製造する乗用車の中で最大の23インチのアルミホイール装備し、フロントグリルのピンストライプをモチーフとした鍛造でポリッシュ仕上げのマルチスポークデザインによりエレガントな印象を演出している。リアにおいてはスリーポインテッドスター下部とリアバンパー上部を走る2本のクロームトリムにより水平基調のデザインを表現しており、バンパー下部のアンダーガードと左右のエグゾーストエンドをハイグロスクローム仕上げとすることで一体化しているようなアピアランスを形成している。

 

 

【デジタル技術と上質な素材が融合した高級感漂うインテリア】

ヒップポイントは、セダンのSクラスと比較すると運転席で250mm以上、後席で280mmそれぞれ高くなっているほか、後席をベースモデルのGLSより120mm後方に、30mm内側に移動させ、ゆとりある広さを実現。4人乗りが標準仕様となる。ダッシュボードやステアリングは厳選したナッパレザーで覆われ、エアアウトレットのルーバーにはクロームの加飾を施しフロントグリルのピンストライプを想起させるデザインを採用。コックピットディスプレイの表示モードは「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」「ジェントル」などから選択可能。

マイバッハGLSの内装は、5種類のウッドインテリアトリムと、3種類のインテリアカラー(ブラック、マホガニーブラウン/マキアートベージュ、クリスタルホワイト/シルバーグレー)のナッパレザーの組み合わせが選択可能。クリスタルホワイト/シルバーグレーは高級ヨットの艇内をモチーフにしており、ホワイトレザーにあしらったパイピングのローズゴールドはメルセデス・マイバッハ専用のディテールのひとつとなり、シートの中心線に沿ってあるボックスプリーツ加工も、高度なクラフトマンシップの表現のひとつとなる。また、後席から見ることができる、前席バックレスト背面にもインテリアウッドトリムを配している。

 

 

【「電動格納式ランニングボード」を採用】

専用の電動格納式ランニングボードを採用。ランニングボードの全長は206cmで、後席ドア下部がもっとも幅広く21cmを確保している。アルミニウム製で、表面には滑りにくいようラバーストリップを配置、後端にはメルセデス・マイバッハのエンブレムを配置している。センターディスプレイの専用メニューから、常時格納や手動操作以外での展開不可などの設定が可能で、通常はドアを閉じると自動的に格納されるが、手動モードの場合は車速が4km/h以上に達すると自動的に格納する。

【高い快適性と機能性を実現】

GLS の3列シートを2列にしたことで後席をGLSよりも120mm後方へ配置して余裕あるレッグスペースを確保。後席バックレストの通常の角度は27度となり、1,020mmのヘッドクリアランスを有している。さらに、メルセデス・マイバッハSクラスと同様に最大で43.5度までのリクライニングが可能なほか、後席の後方にはパーセルシェルフが付いた固定式のパーティションを設置、居住スペースとラゲッジスペースを分離することで、ボディ剛性/騒音レベルや空調効果の向上を実現した。ほかにも、大型のクーリングボックス、温度調整機能が備わったカップホルダー、快適機能のすべてを操作できる7インチ画面のMBUXリアタブレットを装備しているほか、Burmesterハイエンド 3D サラウンドサウンドシステムを標準装備している。

【サスペンションに「E-ACTIVE BODY CONTROL」を採用】

サスペンションには「E-ACTIVE BODY CONTROL」を採用しており、AIRMATICのシステムをベースに4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加、スプリングレートとダンパー の減衰力を個別制御することが可能となっている。

ロードサーフェススキャンは、ステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションをモニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能で、これにより タイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、ばね上にその振動を極力伝えずフラットな乗り心地を実現。ダイナミックカーブ機能のCURVEでは、 コーナリング時のロールによるばね上の傾きを修正し水平になるよう制御する。また、高速走行時には車体を15mm下げて空気抵抗の低減と操縦安定性の向上を図り、30km/h未満では乗降を容易にするために車高を25mmげるように制御する。またダイナミック セレクトの「マイバッハ」は、「コンフォート」が全席に対して乗り心地の重視するのに対し、後席の乗り心地に焦点を絞った制御を実施する。

【最高出力558PS/最大トルクは730N・mを発揮すパワートレイン】

パワートレインには3,982cc のV型8気筒ツインターボエンジン「M177」に48V電気 システムと ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた ユニットを採用。システム最高出力は558PS(410kW)、最大トルクは730N・mを発揮するほか、ISGにより瞬間的に22PS(16kW)と250N・mを短時間発生することが可能となっている。トランスミッションは9G-TRONICを採用し、変速比幅が広いことからエンジン回転数を必要以上に上げることなく常に快適な走行性能を実現している。4輪駆動システムの4MATICは走行状況に応じて前後の駆動力配分を0:100から100:0まで可変する。

【MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)を採用】

人工知能による学習機能により、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えているほか、高精細ワイドスクリーンコックピット(タッチスクリーン 操作対応)、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールなども装備している。標準装備の自然対話式音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、 電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメート コントロールや照明など多様な機能にも対応し、また、クラウド上のシステムの向上により認識できる言葉、認識性能も向上している。

【テレマティクスサービス「Mercedes me connect」を標準設定】

先進的なテレマティクス サービス「Mercedes me connect」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間 無償でご提供する「安心安全サービス」、Send2Carなどを3年間無償で提供する 「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーから構成されている。

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