ウーブン・キャピタル、フリート事業のDXを手掛ける米国Ridecell社に出資

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グローバル投資ファンド、ウーブン・キャピタル(以下 Woven Capital)は6月17日 、フリート事業のデジタル・トランスフォメーション及びIoTオートメーションのプラットフォーム企業のRidecell, Inc.(以下 Ridecell)に出資したと発表した。Woven Capitalは、トップクラスの安全性をもつモビリティの実現を目指すウーブン・プラネット・グループ(以下 Woven Planet Group)の投資機能を担っており、モビリティ、自動化、人工知能、データ・アナリティクス、コネクティビティ、スマートシティ等の分野における革新的なグロース・ステージの企業を対象とした、8億米ドルのグローバル・ファンド。ウーブン・プラネット・グループは、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社の事業を更に拡大、発展させるために、2021年1月にウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社、ウーブン・コア株式会社、ウーブン・アルファ株式会社、ウーブン・キャピタルの新体制のもと事業を開始した。

 

Ridecellの自動化・モビリティプラットフォームにより、企業はテレマティクス、フリート管理、内部システムを統合的に確認することができ、そこから得られる情報を活用してビジネス・オペレーション及びワークフローの自動化を可能にする。同プラットフォームを活用することで、ユーザーはデジタル・トランスフォメーションを促進するとともに、膨大な量のデータを活かして自動化・効率化されたビジネス・オペレーションを構築することが可能となる。

 

なお今回の投資に加え、Woven Planet GroupとRidecellは、今後モビリティ・サービスの分野にて協業の機会を検討するとしている。

 

今回の投資に際し、Woven Capital プリンシパルの加藤 道子氏は、「Ridecellは、フリートのコネクティビティ及びワークフローの自動化を拡大し、モビリティ業界における重要なデジタル・トランスフォメーションを加速させる役割を担っています。Ridecellへの投資を通じて今後パートナーシップを検討できることを嬉しく思います。Woven Capitalは、今後も安心・安全、効率的かつシームレスなモビリティを可能とする革新的なテクノロジーに重点を置いた投資を行ってまいります。」と語った。

 

また、Ridecell 創業者・CEO アージャブ・トリヴェディ氏は、「Woven Capitalの投資は、Ridecellが新市場に拡大していく上で、戦略的に重要なものと考えています。オートメーションとデジタルなフリートコントロールを用いたRidecellのイノベーションを活用し、安全で安心なモビリティに向けてWoven Planet Groupと緊密に連携していけることを楽しみにしています。」と述べた。

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